2022年7月12日火曜日

6m-KH6 to New Mexico(当局)への伝搬は難しそう…。

 6mでKH6が見え始めて(PSKREPORTERで)1か月間ほど伝搬の様子を見ているが・・私の住んでいるニュー・メキシコ州までの伝搬はなかなか難しそうです。


ハワイからの6mの信号はまずは西海岸に着地して、そのあと私やコロラドの頭の上を通過、そして5大湖周辺のMID-WESTに2回目の電離層の反射の後着地。


電子密度が最大となるF2層の高さを約500㎞、アンテナからの電波の打ち上げ角を15度と仮定すると、1回反射での到達距離は:

Distance Hop#1=2x500㎞/(Tan(15))=3700㎞となる。

そして2回反射されて着地するまでの距離は・・その2倍・・7400㎞と計算できる。

当然2回反射による着地地点の散乱は1回目に比べて広範囲に当たるのは打ち上げ角の分布がそのまま拡大される簿dという予想はつく。

1回目のKH6からの電離層反射波が到達するサンデイエゴからバンクーバーまでの距離は3800~3900㎞(計算値~3700㎞)。

2回目の着地点は6800~7800㎞と、簡単な計算の値の7400㎞前後と一致する。

さらに・・・米国本土、南部となる・・W5への伝搬はさらに少ない…。

JAからの伝搬は・・2HOPで西海岸に着地して・・3HOP で

5大湖から東海岸へ伝搬するのが多いとみてもいいのではないだろうか‥。

ということで結論を言うと・・6m KH6局とのQSOは思ったよりも難しそうで、1度は聞こえたので・・根気よく・・F2層の高さが低くなってくれるか・・F2層の電子密度が高くなってそれにより・・6mに対する臨界電子数が低高度で実現されるような状況を期待するしかないようだ。

昨年、地上高3mの八木でJA7QVIーOM局とQSOしていただけたのは・・もちろんOM局の設備のおかげではあるが・・さらに・・JAからの伝搬では2回目の反射後という(広範囲に着地する)こともあいまったのではないだろうか。とはいえ・・ことし、2022年は・・直接JAの信号は聞こえてこない。バンクーバーあたりに着地して・・・そのまま・・東海岸まで飛んでいるようで、US局が多数JA局とQSOしているのをよく見かけます。

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