2012年10月29日月曜日

家のそばをハイキング

 ここからは国有地。何かあってからでは遅いので、こんな看板をよく見かけます。訴訟の多い国柄でしょうか? 観るたんびに・・気を引かれて写真を撮っている自分笑ってしまいます。

しばらく歩くと、午後の日を前面に受けた岩壁にインディアンの今日住していた遺跡に。ここらの日当たりのいい壁にはこんな穴が至る所、頻繁に観れます。
 1200年頃まで住んでいた記録のある原住民インディアンが・・800年タイムスリップして私に話しかけてきそうです。タイム・スリップしているのは私なのかも知れません。

『今日の夕食は・・今朝捕まえたウサギを焼いて食べよ~~。』とか・・・。

遺跡は特別に保護もされていません・・・。中でひと寝入りしても良いかも・・。そうしたら本当に800年前に時間旅行してしまいそうです。この穴は結構大きかったです。

 同穴の上は平らになっていて、そこから遠くの山の・・町のスキー場が見えます。車だと30分もかからずに行けます。

昨朝は氷点下まで下がっていたのに、ほんとうに日差しの強い日曜の午後になりました・・ここは、何時も誰もいない。今日は・・風の音さえ聞こえてこない。たまに鳥のさえずりが・・。

 来週の土曜日で夏時間も終わります。晩秋の午後の光が私自身の影を長く水無瀬川の底の砂に投影します。
鳥の巣箱がかけてあります。春の頃には生まれたばかりの巣の窓から幼鳥が首を出して母親を待ってる事でしょう。『Do not disturb!』という注意書きが鳥の巣箱の脇にかかれてありました。

1時間半あまり、早足で歩いた成果うっすらと汗をかき、シャワーを浴びた後のワイン・クーラー1杯がとても美味しかったで。

2012年10月22日月曜日

秋晴れの白樺林

 日曜の午後、時間ができたので街のスキー場のそばの林の中へハイキングに出かけてみました。標高3000mに近い高地の白樺はほとんどがその葉を落としていましたが、しっかりと素晴らしい黄葉を残しているの群生もわずかですが、未だ見つけられます。

このあたりは、2000年5月、2011年5月と山火事で延焼して、2-30mもあった松林が無くなってしまいました。 この白樺は2011年の山火事を無事にくぐりぬけ、2000年の山火事のあとに育った幼木です。すでにその高さは5-6mくらいに育っています。

 吸い込まれそうに高い秋晴れの空を背景に、鮮やかな葉をまぶしく揺らせています。
CPLFilterを使って空を暗くしていますが、フィルターがなくてもすごく濃い色をしています。


まぶしい午後の陽光を小さな幹で隠し、光る黄葉だけを撮ってみました。
Aspen Trees in Pajarito Mountain (NM, USA) in late fall
数十mしか離れていないところの群生はすでに葉を落としています。この様子を見ているとこの週末には白樺の木々の黄葉は終わってしまいそうです。
奥に見えるのが10年前の山火事までここあたりの山を深い森にしていたポンデ・ロッサの高木の松林の残りです。秋晴れの空高く、白い雲が気持ちよさそうに流れていました。

低木の林の中を歩いてみましたが、山火事の傷跡は深く、土壌は未だに灰で覆われ、至る所に焼け焦げた大きな松ノ木の焼けた大木が朽ちかていました。この写真の手前に見えるように、松ノ木の幼木も少しずつ育ち始めています。この種の松の生育は比較的に早く・・とはいえ私はこの林が元通りになるのは見れませんが、50年余りで2-30mの高さに成長するそうです。

空の真ん中上部あたりに見える白く弧を書いているものは雲ではなくて、半月です。だいぶ太ってきました。

2012年10月17日水曜日

我が家のモデルさん

娘のSayaが秋休みで帰宅、歳の離れたかおる君はおお喜び!でもなかなかその喜びを表してくれません。日曜日のお昼、お姉さんが大学に戻る前に前庭で撮影会です。

  連射その①  『笑え』という私の言葉では・・・何も起こりません~~。
 連射その② そこで、Sayaは何か名案を思いついたのか即行動に移る・・・。
 連射その③ そこは、モデルの薫君冷静に表情一つ変えず・・対応・・・。
連射その④ でも、そこまで久しぶりに末っ子の薫君が写真機の前でとってもいい表情をしてくれましや(笑)。 ありがとう・・薫君・Saya! Beautiful moment!

2012年10月12日金曜日

乾燥牛肉出来上がり~

 ソース(醤油・ウスターソース・Liquid Smoke)につけること24時間あまり、乾燥機のラックに広げその上好みの香辛料を満遍なく振り掛ける。この1段は、赤唐辛子をまぶしたものです。辛すぎそうですが・・それが美味しいです。今回は6段のうち1段が黒胡椒、2段が赤唐辛子・そして残りの3段は香辛料なしにしてみました。温度を60度に設定して乾燥開始です。約10時間の予定です。
帰宅後7PMにはじめ、朝6時にとめました。11時間乾燥です。乾燥すると重量は世買う3分の1ほどに減量(涙)。できは・・まぁまぁ・・。赤いのは・・充分すぎるくらいまぶした赤唐辛子です。


今回の反省は・・
①24時間漬けたのはちょっと長すぎたようで、味が付きすぎたかもしれません。次回は12時間あまりにしてみます。
②乾燥時間もちょっと長すぎて出来上がりがバリバリ。8時間あまりにして、少しやわらかい程度が私は好きです。

逆に言えば、塩分もしっかりとしみ込み、充分すぎるほど乾燥しているので長期保存にはとってもいいと思いますが・・。長期保存の心配は無用。美味しいから・・いつもすぐになくなってしまいます(笑)。冬の長い夜長、強いお酒にとってもあうと思います。

2012年10月10日水曜日

リンゴの次はビーフ・ジャーキー


今朝仕事場に行くと友人が今日はビーフ、ランプローストが安いと言う。1ポンド$3。奥さんに急遽電話して、5ポンド(2kg)あまり買ってスライスしてもらうように頼む。

仕事から帰って、醤油、ウスターソース、液体スモークソースを混ぜたソースに漬け込む。今回は何時もより長く、20時間くらい漬けてみることにする。

明日の仕事のあと、乾燥機に載せて乾燥したら、明後日の朝には完了。健康的なアップルチップの次は、身体に悪そうだけど・・絶対に美味しいび~フジャーキー。刻々と冬眠中の非常食の準備が進んでいる(笑)。

ちなみに、赤唐辛子やグリーンチリ、胡椒などの香辛料は乾燥ラック肉を広げたあとにまぶす。最近はどちらかというと、香辛料なしの方を好むようになってきた。美味しいお酒と一緒にいただくとあっという間になくなってしまう(涙)。

2012年10月9日火曜日

Apple Chipを作る

昨日友達の家を久しぶりに訪ねると、裏のりんごの木が枝が折れそうなほど・・・大豊作。4種のりんごを食べきれない程頂戴してきたので、ビーフジャーキーを作る要領で乾燥りんごチップを作ってみた。

友人から、りんごの皮むき機を借りてきましたが、これが何と優秀なやつでここで紹介します。たぶん製造年代は1950~1960年代。小さく、手動ですがなかなかの優れものです。

 テーブルの上にしっかりと固定して、主軸には3本の4cmくらいの串が。それにりんごの芯を抜きさす・・。そして後はハンドルをくるくると回すだけ。

 回している間にりんごは主軸に刻んだスパイラルの分だけ進みながら、りんごの皮がむかれると同時に、果肉もスパイラル上に輪切りきられてゆく。
最後のほうまで進むと・・このように3本の串に刺さったりんごの芯もうまく切り抜かれ、りんごを機械からはずすとスパイラル上になっている。芯は別に抜いてもいいし・・りんごと一緒に抜いたあと、芯だけ押し出しても良い。
スパイラル状のりんご適当に切って乾燥機のラックに並べていく。摂氏60度くらいで12時間程乾燥させると出来上がりです。

りんごはほとんどが水分、出来上がったとの量は・・・とても小さくなります。ビーフジャーキーが乾燥前の3分の1ほどになるのに比べて、りんごは重量にして5分の1もあるかな?

昨夜のバッチは今朝早くできていて食べてみるととても美味しかったです。もちろん、このりんごそのままで驚くほど美味しいので当然。乾燥させるのがもったいなさそうですが・・保存用と割り切って・・。とはいえ、ポテトチップと一緒で食べはじめたら止められなくってあっという間になくなってしまいそうです。この写真は今朝つい1時間程前に第2バッチを作っているときのものです。

今週末娘が帰ってくるので、そのとき沢山持っていかれそうです。

2012年9月22日土曜日

夢にも思わなかった想い出・・・

今日9月21日金曜日は、住んでいる町のHomecoming。アメリカの町だったらどこでもこの時期によくみかける普段の光景。高校生を中心とする、いろんな団体が花車(フロート)を飾り付け、町一番の目抜き通りをパレードする。

 もちろん、HomecomigのメインイベントはFootball Gameで、今回の相手チームはブロンコス。どのフロートも『ブロンコスを・・やっつけろ~~』みたいな事が書かれている・・。
 本当に何も無い、ただのパレードだけど・・学校も半日で終わり、町のみんなが出てくる・・。
高校サッカーチームのフロート。学校色は・・山に咲く白樺の緑と黄金色。秋のこの時期はこの色にかぎる。


ここで話は、3年前のHomecomingの日にさかのぼる。
そのとき12年生(高校3年生)だった娘のSayaは友人たちの推薦でHomecoming Courtに選ばれ、Homecoming のパレードでこれまた・・男性CourtのDavisと二人でOpenCarに乗ってパレード。ここまでは・・「さやは友達付きいいから・・それで・・えらばれたのかなぁ・・」とかと簡単に思って、それまで行った事の無かったパレードへ写真機首から提げ、娘を撮ろうと出かけてきました。

https://picasaweb.google.com/102992971522774325605/2009_1002Homecoming#slideshow/
パレードでは・・5組の選ばれたCoupleがそれぞれのOpen Carに乗っていく。Saya~と大声を出しながら声援を送りながら、カメラのシャッターを切り続けた。

この5組のCoupleは、高校のスタジアムで開かれるFootball GameのHalf Timeで紹介され・・その中から、一人のHomecoming KingとQueenが選ばれる。私は、サッカーにはとても興味があるが、Footballはまったく興味が無い。Courtに選ばれただけで嬉しかった私は、うかつにも/当然・・Footballゲームなんぞに足を向ける気はもうとうなかった。

私とは正反対で、祭りごとの大好きな奥様は・・しっかりと、末っ子の薫君を連れて・・ルールもよく知らないHomecoming Gameへ行く。私は・・秋の夜長、家で一人でのんびりお酒をおいしくいただいていると・・携帯が鳴り出す。『SayaがQueenに選ばれたぁ・・・・・・。」Queen??????しばらく何のことかまったく分からず・・・。(全学年の学生の投票で選ばれる。)

運良く、町の新聞社の知り合いのカメラマンから当日撮影された画像をもらえた・・。それがこの二葉である。

日本をはるかはなれ、この地で生まれた"おちびで色黒のSaya"が・・どういうわけかHomecoming Queenに選ばれた瞬間をミスしてしまった・・お父さん大チョンボの日でした。

今となっては・・最初に書いたように「夢にさえ思わなかった想い出」で、この時期になるといつも思い出します。

Saya素晴らしい想いでをありがとう・・・。Arglyducklingの話でした。

ちなみに・・友達の中には沢山かわいい子がいるのになぁ・・?と今も我が家の七不思議のひとつです。https://picasaweb.google.com/102992971522774325605/2009_1003HCDance#slideshow/

紫苑・秋桜・・・そういえば、菊科の花たちでした・・

 ベルベットのような光沢を放つ秋桜の花びら。光の粒粒とその筋が微妙です。
 花の名前にはまったく無頓着です。この紫色・・紫苑の花ではないでしょうか?この時期、至る所で咲き乱れています。春紫苑とかに比べると・・花びらが広いような気がします。花粉が花びらの上で輝いていますが、分かりますか?

秋桜・・・・コスモス・・・。
コスモスは大宇宙。・・そして秩序や調和の意味があるそうです。

標高2000m庭の草木の実

前庭と言うよりも・・ 自然のままにほっておかれた敷地内の草木の実。これはJuniperの実。鳥たちが食べにくる。大きさは約5mm。
 低木の植物。高さは、20cmくらいで、白い綿の大きさは1cmくらいかな。
 これも自然繁殖している大きなサボテンの実。6月にはこの先に鮮やかな色の花が咲かせる。
 敷地の中で唯一紅葉するつたの葉。このあたりは・・山の中でも黄色くなるものばかりで、赤く色を染めるものは皆無です。秋は黄葉の季節と言ったほうが適切なのかもしれない。
 これは・・自生ではなく、家の窓の下に植えてある木の実。
 これは・・大きさ1cm弱の大きさの鬼のような形の実。痛くって・・地面に落ちたら自転車のタイヤも貫通してしまいそう。


玄関脇に植えてある木の実。夏の間は・・小さな白い花が咲いて、蜂をはじめ虫が沢山飛び回る。

2012年9月17日月曜日

標高2000m、初秋の前庭

 標高2000m、初秋の我が家の前庭の様子です。先日まで1週間ほど急に気温が下がり半そで半ズボンから・・・長袖、長ズボンに。今日16日日曜日はうって変わって夏にまい戻り、日向は汗をかきそうなほどの暑さに(摂氏25度)。前庭の花たちも夏の名残を楽しんでいるような印象を受けました。
 9月の中旬を過ぎると、いつ霜が降りてもいい季節。そうなったら、前庭の花たちもあっという間に姿を消してしまいます。
 これは、野草。小さな花ですが・・ここらでは高原のいたるところに咲いています。
 蜂たちもせわしくは音を立てながら日の光を背中にいっぱい受けて日曜だというのに一生懸命仕事をしています。
 桔梗のような花。大きさも色も・・小さなころに実家の裏庭で見たような形をしています。
9月といえば・・菊の花。小さな花ですが・・とても懐かしさを覚えさせてくれます。

2012年8月14日火曜日

夏キャンプ#4 -Rio Conejos-

 やっとどうにか夏のキャンプ最終編にたどり着く。これはつい先日8月10-12日2泊3日で、Chamaの町を抜け1万尺のLa Manga Passをぬけて降りたところにある、Conejos 河の上流にあるキャンプ場です。10年前くらいは良太くんとSayaの二人を連れて、家族そろってモーターホームでよく来ていましたが、かおる君が生まれてからは上二人のサッカーの練習や遠征で足が遠のいていました。
とはいっても、去年Sayaと二人これからずと上流のMix Lake の方へはキャンプに来ています。そのときのアルバムは、こちら。
http://picasaweb.google.com/102992971522774325605/2011_0617MixLake#slideshow/


 ほぼ3000mの高地よりConejos Riverの流れる谷を見下ろす。遠く真ん中の谷をずっと遡ったところに今回のキャンプ場 Conejos Camp Groundはある。国有林内のキャンプ場である。ちなみに1泊$16で、コロラドのキャン場のほとんどが$18なのに比べてちょっとだけお得です(誤差の範囲)。

 舗装道路を離れて20分余り走るとキャンプ場に到着する。両脇を山の壁に囲まれた谷の底を渓はながれる。
 今回は到着した時に夕立があり雨が小ぶり状態で設営。木下にテントを設営して、すぐそばにタープを葉って雨が降っても食事が出来るようにした。

 キャンプに来て、BBQをして美味しいお酒を飲むという習慣が付いてしまいました。静かな場所でゆっくりと食事を取るのはとても楽しいです。
 献立は、チキンのDrum StickのBBQソース風味、ケージョン風ソーセージ、醤油で味付けた焼きトウモロコシ。メキシカンビールに四角い箱入り赤ワインでした(笑)。

 キャンプサイトの反対側は透き通るような気持ちの良い水が流れConejos Riverが水量も多く流れていく。水は・・この時期でも冷たいが水の中を歩けないほどではない。本当の雪解け水は、30秒も足を入れていたら感覚が麻痺してしまう。
残念ながら、魚はまったく気配なし・・。10年前には深みがあって、そこで何匹も釣れたのにぃ~~~。
薫君はここでも、2回だけでしたが、が冷たい水の上をどんぶりこと浮き輪に乗ってドリフトしていく。かおる君にとっては夏休み最後のキャンプです。(学校が8月15日から始まる)。

 2日とも夕立雲で覆われていた空の雲は雨が止むと、瞬く間に雲散霧消。そのあと綺麗に晴れ渡りはじめ、夕闇が迫り夜の帳がおり始めると漆喰の夜空の中にひときわ明るい南の空。ここは・・谷の底、そして最寄の街の灯が夜空を照らすはずが無い。

天の川・・です。目に見ると・・ぼんやり薄明るいくらいにしか見れませんが、南の空はカメラにくっきりと写っています。 天の川の手前にある雲の様子も、偶然に遠くの車の灯かり照らされて緑の色の木の様子もとてもいいです。

 これは天頂辺り、夏の代三角形に白鳥座真ん中上部の明るい星がこと座の織姫、右下が彦星。今月の24日が旧暦の七夕になります。この週末はペルセウス流星群も見られるはず。夜はめっきリ弱くなって10時過ぎまでしか起きていませんでしたが2日間で地平線まで届くような明るい流れ星を10個ほど見ることが出来ました。
この写真の上下の赤い線がが飛行機、暗い左右の線は2機の人工衛星が天の川で交差しています。