2013年4月20日土曜日

Trangiaアルコール・ストーブの風防制作

この冬の間、キャンプに行けない時期にバック・パッカーに定評のあるTrangiaのアルコール・ストーブを二つ購入した。一つはTrangia Mini($33)で、アルコールストーブとゴトク、鍋、フライパン兼ふたのセット。二つ目は同じストーブとWestwindのゴトクセット($24)とColemanのCook Kit($24)。Coleman のセット以外はAmazonで注文、送料込みの値段。

先日のキャンプでは風が強く、あいにくアルコール・ストーブは使えなく残念な経験をした。今日休日の金曜日、以前手に入れていた、5mil(0.125mm)厚さのチタンフォイルを使ってWestwind用の風防を作ってみた。

 チタンのフォイルは厚さ0.125㎜幅15㎝長さ90㎝を送料込み$28。チタンでなくてもいいのだが、その高いFlexibleさと低熱伝導度から選んだ。鍋の取っ手の高さ、未使用時の鍋内に収納、Westwindのゴトクの高さを考慮して13㎝に決定し、材料を切断した。
 Westwindのゴトクの3角形の外心円よりわずかだけ小さくし単純に筒を作るだけ。ここでチタンのFlexible さを使ってわずかに『おむすび型』に変形させWestwind のゴトクに取り付ける。現段階ではアルコール・ストーブ下部の空気取り入れ穴は考えていない。風に合わせて、風防を上げ下げしたまま保持できることで十分に対応できると思う。実際に試してみる必要がある。
 Colemanのクックセットを実際にゴトクの上に載せた状態。分かりづらいが風防は下から1㎝位上げてあり、燃焼用のお空気が取れるようにセットしてある。いろんなところで指摘されてるようにWestwindのゴトクを逆さモードで使うと鍋底と炎の距離が最適状態に近く、実際調理時間が短縮できる。風がない状態でもチタンの低熱伝導度により、ストーブの熱を外へ逃がすことなく、鍋に有効に伝へさらに効率が上がるという期待もある。ちなみにこのお鍋でお米2合炊けます。

左は、Tranngia Miniのゴトクとストーブである。こちらのゴトクは高さが僅かに低すぎて燃焼効率が低下する。
 風防の収納は、つなぎ目をとり、Colemanのクック・セットの大鍋と小鍋の間に巻きつける。小鍋の中に収納されたTrangiaストーブが僅かに見えている。
鍋のふたをして、Westwindのゴトクをサックに収納した状態。鍋のそばにアルミ版3枚のWestwindのゴトクが見える。
こちらはTrangia Miniセットに市販の折り畳み型風防を立てた状態。
Trangia Miniのセットと折りたたみ風防を収納した状態。

私の場合アルコールストーブは主に、軽装のバック・パッキングやハイキング、オートキャンプに行ったとき食事の後、静かにコーヒーを煎れるときに使うのがメインになりそうです。火力はガスやガソリン・ストーブに比べると弱く、調理時間は僅かに長くなる。

燃焼時の音の静けさ、メインジェットのつまりもない単純な構造による軽量さはアルコール・ストーブの魅力だと思います。この夏は息子の薫君と二人のキャンプで、この2セットが活躍してくれるのを期待しています。今から楽しみです。

2013年4月18日木曜日

キャンプシーズンはじめ・・

長い山の冬も終わり、2000mの高原にもやっと春の季節の訪れ。雪の上でのキャンプは装備も経験もないので避け、暖かくなってくれるのを待っていました。

4月13日土曜日、薫君の春休みの週末。ABQ(ニューメキシコ州・アルバカーキ)でのサッカーの試合を終え、往復300㎞余りを走り帰宅した後キャンプの準備をして自宅を出たのは午後3時過ぎ。夏時間だからまだ陽は高い。小一時間くらい走り、サンタ・フェ国有林内の何時ものキャンプ地へ出かける。すぐそばに渓が流れ洗い水はあるが、飲み水・トイレは無し。もちろん無料(笑)。4月でも2400mを超えるあたりは、ところどころの日陰に残雪が見られる。キャンプしたところは標高2200m位、そばには残雪は見られない。

2000mを超える高原の空は澄み渡り、春一番の風こそあるが、広い空に浮かぶ雲を見るのは気持ちがすがすがする。

 車でのキャンプは荷物が運べるのでいろんな物を持ってこれる。写真右端のコールマンのストーブのしたはこの冬に手に入れたMagic Shefの優れもの調理テーブル。テーブルの天板は折り畳みのアルミ。そしてその下に、収納する4つの袋がある。①鍋や薬缶類、②包丁まな板皿、食器の類、それに③調味料やコーヒーお茶。④はクーラー・バツグになっていてその日に使いそうな肉や飲み物類を入れておく(もちろんお酒も・・)。下段の二つのバッグの下にコールマンのストーブを畳んで収納することもでき、持ち運びには便利。とても丈夫にできています。

風が強いので、キャンプファイアーはできない。この季節乾燥し落ち葉がたくさんあり火の始末には特に気を付けなけらばいけない。ガスコンロを使って料理にかかる。今夜の献立はチキン・カレーにごはん。こちらにいると、キャンプでご飯を炊く機会が極めて少なく、いつもBBQに芋やトウモロコシになる。
この日の夕食は、日ごろから薫君が提案していた、キャンプの定番・・カレーライスに。

まずは、玉ねぎをゆっくり炒めて、人参にジャガイモ鶏肉を加えてさらに炒める。そして、水を足してカレーのルーを2つ入れる。カレーがほぼできた状態で火を弱め、今度は炊飯にかかる。右側の約1000㏄の鍋でぎりぎり2合のご飯が炊けました。もちろん焚いた後は・・ひっくり返して15分くらい保温しながら蒸していました。
キャンプでご飯を炊くのは20年ぶりかな?家で炊いたご飯を持って行って、焼き飯とかは時々作ります。今回はとってもおいしいカレーができ、これからは我家でもキャンプ食の定番になりそうです。

ちなみに翌朝の食事は・・おうどんに、ソーセージとジャガイモのソテーというおかしな組み合わせになりました。

2013年4月9日火曜日

杏里ファーム・温室花・果実・

2012年帰郷の最後のページにやっと来ました。帰郷して遊んでくれるのは小学・中学・高校の友達。小さい田舎町だから・・小学校・中学校・高校と12年間一緒という友達も結構いる。もちろん幼稚園から一緒だというのも。

『すぐ近くにハイビスカスが咲き誇ってる温室があるから見に行かん?』と電話が入ると・・二つ返事で。柳川の観光コースからは少し離れたところにあるが、車で訪れる人たちにはお勧めの場所だと思う。

”杏里ファーム”。    http://anrifarm.exblog.jp

 ここぞとばかり、兄に古いニコンのAI-S 55mmのマイクロ・二コールF2.8を借り、カメラに装着。ニコンAI-Sレンズのマニュアル焦点調整はすべりがなんとも言えなく滑らかだ。

大きな美しい花を、マイクロレンズをつけて撮ると・・写真の腕が上達したかのように思わせてくれるほど素晴らしい絵が簡単に撮れてしまう。そりゃぁ・・・綺麗な被写体に専用のレンズを使い、充分なやわらかい光りがあれば・・・。だから・・最近はマクロ撮影を出来るだけ控えるようにしている(笑)。

11月の末だけれど、温室の中は汗をかいてしまうほどむしあつい。とても広い温室だ。こうやって花を育ててあるのは・・ほんの1部、全体の20%も無いくらいだとおもう。鮮やかな熱帯の花たちが咲き乱れている。お花の合間にはテーブルといすがおいてあり、ゆっくりと熱帯果物のジェラートをいただきました。とっても美味しかったです。
華やかな花を背景に幼馴染の友達たちに写真に入ってもらいました。男の同級生は頭が薄くなってきたり、体型が変わってしまってたりして分かりにくいが、女性は何十年経って小学生の頃とまったく変わらない人が多いのには驚く。物忘れがひどくなって、名前はなかなか出てこなくっても・・・誰かすぐに分かる。
すけてしまいそうな薄桃色の花・・・本当に綺麗です。
バナナの木も実を沢山実らせ、枝がたわんでいる。このバナナも1月もすれば食べころになるに違いない。

2013年4月7日日曜日

故郷・柳川

私の故郷は福岡県南部、有明海に面した柳川です。実家の前は堀割りがあり、水がゆったりと流れています。実家の近くは特にそう感じるのですが、時間の流れもゆったりしていて・・・7年越しに帰郷したというのに何一つ変わっていないような気がして、ほっとします。帰郷した翌日は土曜日。早朝は静かだったのですが、お昼前になると秋最後の週末はいい天気にも恵まれ、川面を滑るように進んで行くどんこ船で楽しむ観光客でにぎわっています。

 川面に触れるほどカメラをさげて・・視点を変えてみました。これだけ低くすると揺れる川面に青空と町がうつりこんできます。
実家は、北原白秋の生家のすぐそば。彼の最後の作品となった写真家・田中善徳との写真集『水の構図』は没後に発表されました。写真好きの父親が持っていたので、小さい頃からこの写真集をよく見ていました。今でも同じような光景が見れそうな気がします。http://www.hakushu.or.jp/about_hakushu/anthology/mizunokozu.php

我が母校そして白秋の母校、矢留小学校のそばにある白秋詩碑苑のからたちのの生け垣。この光景も昔のまま・・。色をなくすと昔へタイムスリップしてしまう。私が生徒の頃は1学年4クラスありましたが、現在は1クラス。そのまま進学した矢留中学はすでに数十年前に廃校になってしまいました。伝習館高校も現在は以前の半分の学生数まで減っています。

母と二人・・唐津・呼子

11月末晩秋の日本へ帰国の折、子供のころ夏になると母に連れて来てもらった唐津の遠浅の見えるところへ今度は私が年老いた母を連れ、のんびりとしてきました。

 チェックインした後部屋のバルコニーから見下ろす海岸と宝くじではご利益のある?有名な島らしい・・を眺望する。最上階の部屋で素晴らしい眺望である。
 翌朝、日の出1時間前から遠浅の海岸線を散歩。やっと東の空から朝日が顔を出し始める。朝の波はゆっくりよせそしてひいていく。遠浅の海岸線に打ち寄せる波を避けながら波際を歩ける。
 この日は朝一番の乗り合いバスに乗って、呼子の港へ。港に着くとまずは・・観光船で七ツ釜へ。玄海の波は港を出るとすぐに外海、波が荒い。海岸から離れると・・船は大きく揺れながら、白波のしぶきを上げて進んでいく。
実は昨日のホテルでの夕食もイカの生き造りだった。それにもかかわらず、この日のお昼も・・いかに。さすがに呼子の港を訪ねたらはずすわけにはいかない。母は刺身定食にした。ビールがいける。イカのげそに醤油をつけると威勢よく動き出す。踊り食いっていうやつみたいだ。

食堂の前は港。イカ釣り漁船がたくさん停泊している。小さい頃に来た時は、水が底まで透明だったように覚えているが・・・呼子でもこの港ではなかったのかもしれない。桟橋から釣りをしたのを今でもはっきりと覚えている。