2021年1月7日木曜日

Low Pass Filter measurement with Nano-VNA

 最近ブロッグでお知り合いになったOMさんがLPF の特性をはかってらしたのが気になって自分も初代のNANO-VNAで測定してみました。周波数は1.0㎒から50㎒でつかったLPFはB-W(Baker &Williamson) TVI Filter  Model FL-10/1500という代物で、こちらへきて最初に入手したLPFです。




Marker 1(赤)-0.106db@14.23㎒ 
Marker2(緑)-0.183db@28.44㎒
Marker3 (青)-45.6db@50㎒

通過帯域損失 0.1~0.2db
50㎒で-45.6dbはまずまず。NANO VNA思ったより実際の測定値も<1dbで信頼できそうです。
OMがおっしゃてたのですが、コネクターの接触にはとても敏感でしっかり閉めることが大切です。SMA-BNC-M--(LPF)--M-BNC-SMA と繋がっているので特に要注意です。Thru のキャリブレーションで、まずPort 1,Port2 両端にそれぞれ50Ohm 終端で測定それからThruの測定でキャリブレーションを行いました。
30年ほど前LPF購入後に職場のHPのNetwork Analyzerで測定したら周波数は覚えていませんが素直に90dbまで減衰していたのに感動した覚えがあります。

損失のキャリブレーションを兼ね、手持ちの 3db、4db、6db、10db、20db Pudで測定した結果は次のようです。私的には十分満足いく精度を得られたのを喜んでいます。測定後に思ったのですが、30MHzのLPFだったので,2次3次高調波での減衰量を見るためには100㎒ほどまで測定した方が意味のある結果だったと思いますが、再度のキャリブレーションが面倒くさくなって、これで良しの自己満足結果で終了としました(笑)。



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