2023年2月4日土曜日

BOG Antenna on 160m

 私の住んでいるQTHは比較的人口雑音の低いところで、現在使用のλ/4のスローパーアンテナで、深夜でも時折のパルス的な信号以外はFTDX101のAMP2をONにしていても160mでほとんどSが振ることは無いです。もちろんこれからの季節空電に伴う雑音は避けられません。

ちなみに昨夜久しぶりに160mをのぞいてみたら6Y5HN局が見えていたので呼んでQSOを終わるとCT1 APE局から強力な信号で呼ばれました。それなりには今のスローパーは機能しているようです。


とはいえ、なかなか160mのアフリカ方面からの信号は聞こえてきません。先日のTN8Kは本当に信号が浮かび上がってきた瞬間に奇跡的にQSO出来たまでで、昨年のペディションでも信号は拾えないことが多かったです。

本来は主に雑音対策で使われるBOG(Beverage on the Ground)アンテナを地上からわずか10~20㎝あげるとゲインが増加するという報告を見ました。(中途半端に上げると・・すぐに野鹿の餌食になってしまいます。) その分雑音が増えるということなのですが、当所では雑音は2次的なもので今まで聞こえなかった信号が聞こえてはこないものかと思い設置を考えています。

今週の初めは家から離れて孫娘のもり奉公に出ていて無線機から離れていたので、この時とばかりE-BAYで必要なエレメントとして使えそうな・・ケーブルTV用のRG6(75Ω系)同軸ケーブルの500ft(150m)巻きを2つポチッて、それがさっそく今日の午後でも配達されてきそうです。

2-3週間前に考えておればARRL160mコンテストで試すことが出来たのすが、3Y0Jの160mの信号が聞こえるか面白い試金石になりそうです。

まずは当局から3Y0J(135度)方向に地上に放置(通常のBOG ANTENNAの設置)しての実験です。

敷地内にどうにか120+mの長さはぎりぎりでとれそうです。 




アンテナの右下先端は逆方向からの信号が授電部へ反射して戻らないように~450Ωの無誘導抵抗で大地へ接地して、135度方向から左上の方向へ進行する波のみを受信するようにします。この場合は、同軸のシールドがビバレージアンテナのエレメントとして動作する仕組みです。
ビバレージアンテナのエレメント自体の考え方は地上のエレメントが地表を鏡面にして虚像エレメントが地下に出来、それとで2線式の平行給電線(特性インピーダンスが450Ω~)となると想定すると、450Ω~で終端する理由がわかります。逆に、受電部では450Ωから50Ωの給電線に変換する9:1の変換トランス(巻き線比1:3)が必要となります。

実は同軸をエレメントに使う狙いは別にあります。次の機会にそのことには触れたいと思います。まずは・・これで基本的なアンテナの機能がわかれば、そのあとに改造して同軸の心線を使用して、方向がスイッチできるような構造にしようと考えています。135度の反対、315度方向はJA/ASIA方向になり、興味もあります。

ちなみにRG6の同軸はBelden製ですが、ケーブル(TV/Internet)用に多用されているために・・・2巻き、1000ft(300m)で送料込みで$80+の安価で手に入れることができました





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