2021年7月13日火曜日

<祝>6m Yagi 地上高3mの仮設状態で初QSO!

 12日月曜午後の1時過ぎにアンテナが配送されてきて、少し暑い中、まったり組み立てて今までWARCバンド用のλ/2の垂直アンテナを載せていた3ⅿ高のマスト上に仮設完了。同軸ケーブルも30mくらいのLMR400の給電点側をコアに巻き付けたチョーク・バランをそのまま使用。特別何の調整もせずSWRは充分下がっている。nano-VNAは無線機側で校正してあり、給電点でのSWRはケーブルの損失を考えると、この測定値よりは高いと思われる。給電点で長い同軸を含めて校正すれば給電点でのSWR(複素インピーダンス)が直接無線機側で計れる。

損失のない理想的な同軸ケーブルでは無線機側から見た複素インピーダンスはケーブル長さを変えていくとスミスチャート上ではスミスチャートの円の中心の基準点Z=50+j0を心とした円上をたどり変化するがvectorの大きさ[Z]=[x+yj]は変わらないためのSWRはケーブル長に寄らず変わらない値となるここはよく解釈を間違えてしまう点である。


SWR  #1(RED):1.16@50.0MHz,     #2(Green):1.041@50.31MHz      #3(Blue):1.237@51MHz

午後4PM過ぎに出力を200w位にして、CQ出しているTI5CDAを呼ぶと1発で答えてもらう(歓喜)。6mはじめてのQSO。距離にして3643㎞、思った以上のなかなかの出来で驚く。もらったレポートは弱いがQSOは問題なく完了(満足、ちょっと早いがビールでお祝いだ)。残念ながらこの時間はほかの局は聞こえてこない。

米国国内専用・・WAS出来ればと上げたのに、地上高3mの仮設で1局目は近いとは言えDX局!ビール2缶目いただきます(笑)。


〈追記〉14UTC 夕方日没時間、JAは11AM になる前…。結構JAを呼んだりQSOしているUSの局がいるようですが、我が家のアンテナでは全く聞こえてきません。



2021年7月12日月曜日

同軸ケーブルLMR-600 60mの伝送損失・・

 昨日の測定は、ケーブル設置のための長さ確認のためのでしたが、実際の伝送損失も測定すればよかったなとあとで反省。

資料から50㎒の損失は60mあたり、1.0db前後と判明。1.0dbというと・・あんまり気にしなくてもいいのだろうけれど・・%での損失は20%と高い。1kW入れても800wしかケーブルの給電端には届かないことになる。つまり200Wの電力はケーブルを温めることになってしまう。2重シールドケーブルなので電波が同軸から放射されるロスは少ないと考慮する。

損失が気になってひとサイズうえのLMR-900(外径22㎜)というケーブルでは・・60m長の損失は0.8dbになりわずか0.2db改善されるのみだ。一つ小さい10D相当のLMR-400(外径10.3㎜)では・・損失は1.8db(34%減)ほどとなってしまう。

ここで長いブーム長のInnovaAntenas の6m YAGIの利得とブーム長の例をみると、

 6エレ    ブーム長 6.7 m   利得 12.49 dbi 

 7エレ ブーム長 9.4 m         利得 13.37 dbi (+2.7mで +0.88db)

 8エレ ブーム長 12.5 m          利得 14.05 dbi    (+3.1mで +0.68db)

このように1dbの利得を得るのに長竿の八木になってしまうことを考えると・・同軸の1dbの損失も見逃せなくなってしまう。1dbの損失はブーム長にしてほぼ半波長(3m)と匹敵するほどである。

損失を減らすには太めの同軸を使用し、同軸長を短くするのが1番の方法だろうが・・アンテナの高さも欲しいところで、無線室をタワー直下近くに設置するとかの方法もあるが、なかなかそうもいかない。私のところは残念ながら無線室は家の中でも一番タワーから離れたところにある。20mのアンテナ高としても・・タワーの根元から2~30m余分の同軸を引くことになってしまう。

同軸ケーブルの通過損失の測定はNanoVNAのPORT1,PORT2の端子に実際測定する同軸に接続する変換コネクター並びにケーブルを接続してSWEEP 範囲を1~101㎒ 1㎒刻みの設定でCalibration /校正を取る。 


測定結果は @1㎒ -0.22db #1@30㎒ -0.96db、#2@50㎒ -1.20db #3@100㎒ -1.62db
残念ながら資料から予想した-1.0dbからさらに0.2dbほどの余分な損失があるのが判明。




HP社の12.4GHZ まで使用できる校正されたN-TYPEの10dbのAttenuatorの特性をNANO-VNAで測定結果を示した。@1㎒ -9.947db、@30㎒ -9.949db @50㎒ -9.948db,@100MHz 9.941dbという測定結果だった。測定の周波数範囲では~0.05db程度の誤差の範囲の測定結果であることが確認できる。

下の写真は10db-Attenuator 測定時の様子です。











2021年7月11日日曜日

nano-VNAで同軸長を計測

 週明けの月曜日あたりに6mの八木が配送されてくる予定。その前に手持ちにあった約~60mのLMR-600の実際長をnano-VNAのTDR機能を使って測定確認してみることにした。

LMR-600は外径が15.3㎜程度あり、12D-FBと同等のサイズと性能を持つ網線とアルミフォイルの2重シールド構造となっている。


LMR-600の速度係数(VF)はTimes Micarowave社の資料ではVF=0.87とあるが、NanoVNAのData Setでは10D同軸相当のLMR-400 の値しか見当たらず、とりあえずその値のVF=0.85を使ってみた。



TDRでの測定値は60.27mタワーの上まではシャックから45+mだからどうにかこれでまに合いそうだ。予定では・・給電点直前にLMR-400でコイル型のチョークバランを挿入する予定である。nano-VNAは測定点が100しかないので測定誤差に心配はあったが、Startを固定、STOP周波数を10,20,30~200MHzとSweep Rangeを変えて(測定周波数間隔変えて)測ってみたが結果は数㎝くらいの差しかなかった。






Data Sheet によると50㎒での損失は60mあたり1.0db程度に収まりそうで、1kW程度の電力は問題なく給電できそうだ。ただケーブル自体60mもあるとかなり重い。明日にでも床下にもぐって無線室からタワーまで引き回せればという予定である。

しかし…nano-VNAは~$35くらいで手に入れた測定器なのに今ではアンテナの調整やマッチング回路の設計にと、私にとってはプロ器遜色なく使え手放せない測定機になっている。




2021年7月10日土曜日

CT3MD on 12m FT8

 6m DX用のアンテナがすぐには手に入らないことがわかり意気消沈してながら、40数年ぶりの6mバンドでもありDXの前にまず米国内(WAS)でも狙ってみようかと簡易的に設置できる5エレのYAGIをぽちっとしたら…CT3MD(マデイラ諸島 AF/ZONE33)からメールが届き12mが今開けていてNM州が必要だとのこと。これまで彼とは160mから15mまではQSO出来ていたし、こちらも12mCT3は未回収だったのですぐに無線機に火を入れ、昨夜空雷のためにはずしていたアンテナ・ケーブルを接続。

メールをもらったのが11:37(MDT)17:37(UTC)。交信完了は17:41(UTC) なかなか手際よくできました。仕事もリタイアして午前中から無線機の前に(火は入れてなかった)いたのを見透かされたようなQSO。一度呼んだだけでQSO完了。


これだけスムーズにことが運ぶととても快適だ。JAから、QRPで試してみたいとか、WASのためにNM(ニューメキシコ州)が必要だという方があれば、メールをいただき、うまい具合にタイミングが合えば要請にこたえていきたいと思います。どうぞ気軽にQSO/スケジュール要請ください。今は160~10mでOn AIRすることができます。6mは2週間もすればタワーの上に5エレyagi は上がりますが、これではJAとのQSOは難しいかと思います。


2021年7月9日金曜日

High Band 夏枯れ継続中~SFI:76

1週間前ほどにはSFI:90+まで上がり始めて、そのまま上がってくれればと願っていたのですが・・・ここ数日・・10,12mはおろか・・15mもJAの信号はあまり聞こえてこず、わずかにEU,それに数局だけのJAの信号が聞こえるだけ。7月8日のお陽様の様子は、ラッキーナンバーの77も切ってしまって、76まで下がっています。FT8はバンドコンデションを見るためにはWATCHしているだけでもPC上に運用局が記録されているのでコンデションを見るのにはとても便利ですが、10mは米国局以外はなぁ~~んも聞こえてません。




最近はさらに輪をかけ、ASが開け始める夕方の時間に雷雨が始まり、無線機の画面に横線が増えてくるとアンテナのコネクターを無線機から離してしまう機会が増えてきた。

期待しているのに10m、12mのDXCC数は増えずそれぞれ再開局以来の数は100を超えれそうにない。こちらはコロナの影響も一段落したので少しづつハム・フェストなども順次開催されるようになりはじめると思う。そうなると・・30年くらい前のQSLを整理してフィールド・チェックしてもらう手もある。できれば・・今年中に9-Band DXCCは完成したいものだ。しかし、本当に聞こえてこない。Euの奥の方、ASも日本より奥の方が聞こえてくれればすぐに100は超えられると高をくくっていました。

新しい無線機も手元でどうにか使えるようになったので、6mでの運用も考えてアンテナ物色していたのですが・・物色中の6~7エレ・6mのLFAーYAGIがEU製で米国に在庫がなく、9月くらいまでは入荷しないらしい(涙)。

ちなみにFT8運用の方は経験されていることがあると思うが、FT8を受信だけしてる時でも、ふとよばれることがある。今朝も今しがたFT8の画面を見ていると当局は電波も出していないのに呼ばれている1行が目につく・・・。呼ばれているときはいつもできるだけQSOしようと心がけているので返答して交信無事終了。PSK REPORTERに私の受信状況が報告されているのを見て呼んできたんだろう。pskreporter

さてさて、コロナが落ち着き始めたのにこの夏枯れ、今日も家庭菜園のプランツの水やりにでも精を出すことにします。

2021年7月3日土曜日

Covid-19 Vaccination Update

 New Mexico州では先日、Covid-19に関する今までの対策のための州規則がすべて解除されたようです。

本日7月2日での州全体のワクチン接種完了者も62.5%(16+歳)を超えたのと新規感染者数が減少傾向であるのが理由のようです。

12歳~16歳の接種もずいぶん進み、1回目接種者は30%、2回完了者は22%まで増えています

NEW MEXICO Department of Health

私の住んでいる街(County)ではひと月くらい前に接種完了者が80%を超え、その後の一月は数%増えた程度で、現在82.6%くらいで高止まっているようです。アレルギー体質の人や、接種を拒否している人もいますからなかなか妥当な数字かとも思えてきます。

今日金曜日グローサリーの薬局へ行ったら、COVID-19ワクチン予約なしですぐ受けられるとの看板が目につきました。



とはいえ、グローサリー(八百屋)ではかなりの人がNO-MASKで買い物に来ていますが、私はまだマスクをしています。

今朝、息子を連れて病院へ行ってきましたが、病院内へ入室はまだマスクがないと許可されず、さすがにスタッフも全員マスク着用しています。

2021年7月1日木曜日

5T5PA 10m/FT8 ALWAYS STRONG!!!

 5T5PA(Mauritania)とはすでに160m~10mすべてバンドでQSOでき、LoTWでConfirmもしていただいているが、ここの所ほぼ米国内の局しか聞こえてこない10mでも、唯一のDX局として強力な信号を送ってきており、バンドが開いているときは1日中聞こえてきます。

どんなアンテナを使っているのかとても興味があります。


追記:15m FT8 @02:00UTC(July1,2021) ここでも相変わらず強い信号です!