2013年6月17日月曜日

3000mから歩く・・・

と書き始めると、シリアスなハイキングだと思はれる方がいてもしょうがない。

住んでるところが2000m、車で30分も走ればスキー場。とはいえ、米国南西部は夏至まで1週間の今が真夏の盛り。空気は気持ちいいが陽ざしは強烈だ。6月15日土曜日、この街のスキー場(Pajarito Mountain)でビール・フェスティバルが開かれる。
この日は3000mを超える頂上まで続くリフトが運行され,冬のシーズン券がそのまま使える。
最近米国のスキー場は夏の間ダウンヒルのバイク(自転車)に解放されるところが多くなってきた。

私たち3人の予定は、ビール祭りが始まる前にリフトで頂上まで行き、それから林の中を歩いてきて、祭りが始まったころにロッジに戻りそこで(私だけ)冷えた美味しいビールをいただくこと。

 ハイキングの人は少ない。リフトを降りて、まっすぐと南の方へ・・・ずっと遠くに3000mを超える、アルバーカーキのサンディアピークが見える。雪の積もった光景とは全然違う。
リフトに乗ってる人のほとんどの人が・・・MTB(Mountain Bike)をリフトに載せて上がり・・とんでもない坂道をとんでもない勢いで降りていくという気の狂ったようにしか思えない輩。
 3000mを超える頂上にて。近所の家族は全員できている・・お母さんも娘も全身プロテクターすごい格好で。お父さんは日本語の話せない日系人(左から2人目)、中岡さん一家。

骨を折ることは日常茶飯事。・・ジャンプして失敗して、運が悪かったら・・尖った木の枝が体に刺さってしまうことも。本当に…別世界。歩いていても・・とんでもない勢いで落ちるように飛び降りてくるのがいるから要注意、今回は特に自転車が少ないようなところを降りてくることにする・
 スキーの時にも何回か紹介した写真。北東の方向を眺める。あちらの山は標高4000mを超えるところもあり、まだ雪が僅かに残っているところもある。
 この山の左の奥の方ではまだ山火事が続いているが、昨日の雨のせいか思ったよりは煙がない。先日の山火事の日没の写真はこの写真を撮ったあたりに火が沈んでいく光景でした。
 スキー場の表示。この辺りは簡単な初級・中級コース。上級・・・は、黒の■その上が◆、そして一番難しいところは◆◆となる。自転車の路も表示は小さいが・・同じように表示がされているのには感心した。昨今の雪不足・・冬と夏が逆転して・・MTBが主になるのも時間の問題かもしれない。ところで・・・・・ほんとうにどうしようもない娘だ(爆)。
 お姉ちゃんと一緒に歩いていく薫君。ここはメインテナンス・ロードで、幅が広く・・自転車は来ない。下の方から、駆け上がってくる人を時に見かける。3000mの山道を駆け上がる・・とんでもない人たちがたくさんいるのには驚かせる。
ロッジの方を見下ろすと・・人が集まり始めている。12時15分頃、開いたばかりで人手はまばらだ。入るためには・・頭の白いおじさんもIDをみせ、腕にわっかをはめてもらう。飲酒はうるさいのでこの輪っかがないとお酒も変えないし飲めない。
 山火事にもかかわらず、コロラドを含むところから17軒のマイクロ・ブルウェリーが出店している野には驚かせる。入場料グラス1個に、ビール1杯券付きで$15.去年までは$10だったのに(涙)。御かわりは・・グラスをもっていくと$5で注いでもらえる。
ここでダークのビールをいただく。
その前に、いろんなところを回ってグラスに少し注いでもらって、好きなのを探すテスティング。標高が高いので何時もの事だがテスティングだけでかなり酔ってしまう。ビールは何時も最初の1杯・・一口がおいしい。それが、分かっていて一杯目に試飲したビール引換券と交換に注いでもらうと・・思ったほどおいしくないのに落胆することが多い。
もちろん、お祭りには音楽はつきもの。音楽に合わせて踊りだすカップルたちもここらではどこでも見る光景である。
Sayaはこの8月の誕生日まではまだお酒が飲めない。友達がたくさん来てビールの注がれたグラスを恨めしそうに見ているだけ。来年のお祭りには・・ここで一緒に飲めるかな?今週の末に日本へ2週間帰国、叔父さんや従妹たちと日本でたくさん飲んで来るのかもしれない(笑)。

2013年6月15日土曜日

今週3回目のBBQ

この1週間は気温が急に上がったので家の中で食事を作らず玄関先でBBQの日が3日間もありました(笑)。夏のこの時期になると・・夕陽が沈み、涼しくなる時間を見計らってBBQ!
鶏肉・豚肉・牛肉・ソーセージ、それに野菜はベル・ペッパー(ピーマン)に玉ねぎ、ズッキーニ。とうもろこしがあればもっといいのだが、今日は炭水化物は無し。

あとは・・レタスやトマト、キュウリを主体にした簡単なグリーンサラダ。もちろん・・お酒。

 味付けは・・潮に唐辛子がメイン。あとは、BBQソースや、韓国焼肉のたれ・・・、時には味噌・・。好きなように・・・。ご飯があれば・・醤油を垂らした焼きおにぎりというのもなかなかいける。
 次男の薫君はコロラド州へ1週間のサッカーキャンプで、この日はSayaと二人だけ。焼き鳥に、焼豚、それにソーセージがメイン。キャンプにもっていく小さいBBQグリルに載せ・・一気に焼いてしまう。ガス・グリルなので、炭のように待つ時間もなく、グリルがあったまって食材を乗せ、ふたを閉めて蒸し焼きにすると・・あっという間に焼ける。

時間があるときは、炭のグリルもまれに使うが、空気の薄い高度の高い場所(2000-3000m)では炭の燃え方も悪い。それでなくても、この乾燥期そばに山火事も燃えてる中、炭を使うのは勇気がいる。
 玄関先にキャンプ用折り畳みテーブルを出し、まずはグリーンサラダ。私は・・野菜を切りながらセロリ―をかじっていたのでゆっくりと、ドレッシングもかけずに…。

 先日の35㎜F1.4のレンズ、開放で撮ると・・・こんな具合に。やわらかい・ボケになります。この日はまずはラムのソーダ割りで暑さを乗り切って、お肉は赤ワインで。夏は赤ワイン冷やして飲むことも多いです。

そういえば・・明日、6月14日町のスキーヒルで定例のビール祭りがあります。10以上のマイクロブルウェリーが集まって・・・カップ1杯で、$10.そのあとは・・同じカップをもって飲みたいビールを($5)。今年のグラスのデザインは???スキ場のリフトも運用され、シーズンチケットで頂上3000mまで登れます。Down hillの自転車もリフトに載せてくれる(別料金)、ハイキングをしていると・・かなりのスピードで降りていく自転車があり、要注意です。山火事がスキ場の頂上の反対側、可なり煙が出ているとのこと。それでも開催するとのメールが来ていました。
1週間以上になる山火事はまだ収まらず・・傾いた陽は以前黄色く、煙の中を突き抜けてきます。スキー場は日の沈む山のわずか右側にあります。車で30分もかからずに行けます。

2013年6月11日火曜日

星空・新月・山火事・35mm f1.4AI-S

 山火事の煙のなか、新月だったこともあり・・前庭に出てNikonの35㎜f/1.4AI-Sの古いマニュアルレンズで星夜の撮影試みる。6月9日、日曜日午後10-11時。流石に開放だとコマ収差が暴れまくる。f2まで絞ればかなり改善されるがそれだと星は点にしか見えず、星座を確認するには収差があった方がわかりやすい。
時期的にまだ早すぎるが、夏の大三角形・白鳥座の近傍。尻尾と・・・胴体の中心羽の両側の軽い星が簡単に確認できる。
レンズを南東の方に向きを変え・・天の川をとる。まだ時期が早すぎて、地上の明るさを拾ってしまい銀河の様子が・・はっきりとしない。遅くまで起きて撮れば、高度があがり夜空の漆黒が深まる。
 方向を北西へ・・カシオペア座をおってみる。これまた高度が低すぎて地上の光をひろってわかり辛い。電柱のすぐ左、家の右上あたり、うえむきのWになってるのがわかってもらえるとおもう。
 普段はこんな水平の出ていない絵は撮らないが・・夏至も近いこの時期、サソリ座全体がよく見える。電柱のすぐ上が、一番下部のサソリのしっぽが曲がっているあたりなる。右上の青白い3つの星が『頭』、赤い星がサソリの胴の中央部。
 さそり座のすぐ上を飛んでいく夜間飛行Jet.
 これはひと絞り絞って(f/2) で撮ったみた。誰でもよく知っている星座だ、星がありすぎて分かりにくい。どの星座かわかりますか?
開放(f/1.4)で撮ると明るさ以上に、豪快にコマ収差が出て画像はボケるが、青い星を追うと、すぐに星座が確認できる。北斗七星。同じ時間にも撮ったにかかわらずこんなに『ひと絞り』の違いは大きい。
前の写真と比べ、どちらがいいかは見る人の好みで違う。女性と星(座)は開放撮影かな(笑)。

近くの山火事が鎮火し、煙がなくなって大気の透明度が上がれば 空はもっと暗く、星はさらに明るさを増すだろう。まだ50%しかContainedされていない。モンスーン・シーズンが始まるまであと一月あまりはくすぶり続けることだろう。

2013年6月3日月曜日

Sunset in Wildfire

 5月31日金曜日、ABQからの帰路Santa Feの山の裏側、Pecosの山の中からきのこ雲のような高くどす黒い山火事の煙が登っているのを見ていたら、逆方向、西側の私の家のあたりの方角にも少し山火事のような煙が昇っていた。2年前の山火事と全く同じ方面、スキー場の山の裏側(西側)からだ。この写真は、我が家から車で10分くらい西に走ったところにある、Bandelier National Monumentの近くから撮ったものだ。
つい数週間前、2年前の山火事の爪跡を見て意気消沈し、キャンプの時も森林が異常乾燥してるのを身をもって感じていた時ばかりに・・・・残念だ。
 このブロッグの表紙Topの写真は2年前の山火事の折に自宅から撮影した、煙と山際に見えた幻想的な夕陽。その時とおなじよう状況になるのではないかと一瞬不安が頭の中をよぎる。
 6月1日土曜日撮影。太陽が沈むところの木は葉はついていなく、2年前の山火事で燃えて立ち枯れた松の木のようだ。

山火事の煙の中に見える太陽は何時も黄色から・・煙の濃さに応じて真っ赤に見える。

そういえば20年ほど前、1000㎞以上北に離れたYellow Stoneの山火事の煙がこちらまで流れてきたときは、恐怖感は一切なかったし・・ひと月ほど毎日真っ赤な夕陽が見れたのを覚えている。
2年前の山火事は、夜になると・・大きな気が真っ赤に燃え上がるようすが我が家の前庭からはっきりと見え、その火球には恐怖を覚えた。

今のところ、火元は山向う、未だ差し迫った恐怖感は湧いてこない。今回の火事も2年前同様に電線が触れ合って発火したらしい。電線の下にあった木々が成長して電線に触れていたのかもしれない。対岸の山の裏側、Pecosの山火事の原因も同じらしい。

太陽は・・そんなこと気にもせず・・何時ものように西の山の端に沈んで行ってしまった。

2013年5月31日金曜日

Rio de Los Pinos Camp(2泊)

 5月25-27日メモリアルーデイの3連休は年度末試験真っ最中の薫君をひき連れてニュー・メキシコ州とコロラド州の州境にある、Rio de Los Pinoへ2泊のキャンプへ行ってきました。
この近くは去年も薫君と来て3000mを越える山のなかの4WD Roadを徘徊しました。
 森林は今年も冬季の積雪が少なく、渇水状態で相当の異常乾燥状態が続いています。こんな山の中でも、森林警備隊の車が一つ一つのキャンプサイトに止まり、注意を促しています。ちなみにここは、Carson National Forest。あとの写真で出てきますが、州を越えコロラド州へいくとRio Grande National Forestになります。
制限は火のコントロールの出来るガス、石油ストーブのみ使用可。まき、炭の類は一切使用禁止です。もちろんキャンプファイアーは厳禁。

渓のそばに設営したのですが、渓の流れの音が思ったより耳について失敗したなぁ~と後悔。それでも、生来ぐうたらな性格なもので、あえて設営しなおすことも無くそのまま3日間過ごしました。

テントのすぐそばで糸を投げて見ましたが、まったく反応ありません。あと一月も経つと雪解けも終わりになって水がぐっと減り、水も綺麗になります。そうすると・・Dryに反応するブラウン・トラウトが連れるようになります。2年前に長男の良太君と来たときのアルバムをリンクしておきます。そのときも、まったく同じ場所に設営しえました。
  http://picasaweb.google.com/102992971522774325605/2010_0718LosPinos#slideshow/
 まずは大き目のタ-プを張って雨よけと日よけ。そしてそのすぐそばにテントをはる。
比較的綺麗なトイレがちょっとだけ歩いたところにありますが、水場は無くこのあたりは無料。 キャンプ場というものではありません。渓のそばの適当な場所を選んでテントを建てます。それでもところどころに大きな石のベンチがあるところも見えます。
2泊の中日は朝早起き、がたがたの道を車のおなかを打ちながらどうにか通り抜けて山の中へ。目指すは、蒸気機関車が通るはずのOsier駅。CHAMAとANTONITOを出発した蒸気機関車は標高3000mの高原を走り抜け・・この踏切をぬけて・・・。
 眼下に広がる初夏の林を見下ろしながらくるはずなのです・・。
 ちなみに・・・黄色のCattle Guardの向こう側がコロラド州で、Rio Grande National Forestになります。
くるまのGPSの右上の表表示は標高2795mをさしています。New Mexico州にいることを示しています。
 
 さらに、3000mを越える高原の林道を走ること30分あまり、山の中のOsier駅に到着します。これは蒸気機関車に給水するための給水塔。ぽたぽたと水が漏れていました。
  待てども、待てども一向に蒸気機関車は来ません(涙)。西(CHAMA)と東(ANTONITO)から蒸気機関車が上ってきてちょうどここでお昼に落ち合い・・客はこの建物近くでお昼ご飯を食べることになっているはず。建物のそばでは大型の発電機がエンジンの音を立てているものの人影は見えない・・・。12時半まで待ってみたが、機関車は来ない。写真機も・・・・Videoも3脚立てて、今か今かと待っていました。

帰宅してから判明したのですが、今年から新しいスケジュールで日曜日は途中までの運行しかなく、ここまでは来ないことが判明。山峡のなかへ、2台の蒸気機関車が汽笛を上げながら黒い煙を吐いて登ってくる勇姿を・・・ますます見たくなってきました。ぜひ、この夏のうちに実現させます。
駅舎自体はとても小さい。デンバーまで318マイル、標高9637フィート(2938m)であることが記されている。待っても待っても機関車は来ない。あきらめて・・キャンプサイトまで帰る。
蒸気機関車の止まる駅の近くには、もちろん沢山石炭が落ちている。いくつか拾って帰る。石炭を手にとって盛るのは10歳になる前の子供のとき以来。当時は家の風呂は石炭で温めていたし、幼稚園の冬の暖房は・・石炭を燃していたダルマストーブだったような記憶が僅かにあります。
 ここらだと・・・人気も少なく昼間から、野生動物(鹿やエルク)をよく見かける。鹿やエルク、コヨーテの類は住んでいる家の敷地の中にもよく来るのでそんなに珍しくない。特に鹿は家の窓のすぐそばまで来ることがある。前庭の芝には野うさぎが3~4匹住み着いている。家の中のことはまた違う機会にでも書きます。
 期待していた蒸気機関車を見れなかったので意気消沈気味でキャンプサイトにもどり、遅い昼のラーメンをつくっていると・・・今度は放牧されている牛の一郡がテントのそばまで。

テントの間を通り抜けていくかと心配気味に見ていると、牛の1団はそばの渓で水を飲むと、うまいぐあいにテントを迂回し道の反対側を通って無事通過してゆきました。母牛たちがこの春生まれたような子供の牛たちを連れています。
 2泊目、月曜の朝はかなり冷え込みました。コーヒーを入れて指先を暖めているうちに7時を過ぎ朝日が山の端から差し込み始めるとぐっと暖かくなってきました。朝日の暖かさとそのありがたみを背中でいっぱい楽しめます。

木の間に張ったロープに、寝袋や寝具、そして撤収したテントも乾燥させて車に積み込終了。最近薫君と二人でキャンプに来たときにはキャンプサイトを去る前に2ショットの写真を撮ることにしています。かなり、薫君重たくなってきて、いつまでこうやって抱えられるか・・、ひょっとしたら来年当たりは私が抱えられる羽目になっているかもしれません。
この日は・・早めに帰って、薫君学年末試験の勉強をしてもらわなくてわ・・・(笑)。 2時間半あまりのドライブ、12時過ぎに帰宅。それから薫君はちゃんとキャンプで使ったもの一式、おなべやお皿・・・すべて洗ってくれました。

2013年5月30日木曜日

5月18日Solo Campに散歩

 家から1時間、Jemezの山の中へソロ・キャンプ。今シーズン3泊目。以前はちゃんとしたキャンプ場でテーブルや焚き火のリングもあったようだが、野生動物保護域になり、それからほんの少しばかり行ったところに適当なキャンプ地を発見。先客1家族。あとでもう一張りテントを見つけた。

もちろん、水もトイレも、テーブルも無い。そばにはわずかばかりの渓の流れがあり食器を洗う水にはなる。飲み水は持参する。洗い水は流れの水を使う。Solo Campだと、お酒と食事の楽しみが一番になる。本日はメキシカン・ビールにラム酒を少々。ご飯を炊いて・・納豆ご飯にお味噌汁(笑)。
 調理用のテーブルを出し、ハンモックを張り・・Videoもとる。食事のあとに酒を飲んで・・それでもまだ日が高いのでちょっとだけお散歩。
 以前キャンプ場だったあたりの保護区に野生の鹿家族を発見。目線が合うとしばらくにらめっこが続く。相手も恐れはしないが、少しでも間合いを詰めようとすると足早に離れていく。
 これは翌日の朝早く起きて、車で5分ほど走り・・行き止まりから山の中へ入るところにあるげーと。渓の幅は1mも無い小さなものだが、魚は沢山いる。ハイキングの帰り道に糸をたれると比較的大きなフライ(#16)に飛びついてくる。ほとんどが10cmあまりのブラウン・トラウトだった。
 散歩をしていると・・・突然こんな骨。ほかには何にも無い・・写真に撮ると西部の荒野を思い出させるような一葉に。タンポポ黄色だけが鮮やかな色を呈す。
 渓のさばに咲き乱れるタンポポ。どんな山の奥でも、寒い中でもさいている。まだこの時期このあたりは白樺の若葉も出ていない。標高2400mぜんごだとおもう。
 渓に沿ってさらに歩いていると・・ふと沢山の鳥の羽毛があたり一面にちらばっている。このような光景を以前ウィルダネスの中で見たことがある。その前夜テントの中で獣の鳴き叫ぶくような声が聞こえて、よく朝テントから3~40m離れた木下に沢山の沢山の羽毛が。このあたりだと・・熊、マウンテン・ライオン、山猫等もでる。もちろんコヨーテはいたるところで。そのときは、たぶん七面鳥がやられていたと思っている。

写真をよく見ると、爪と毛は残っているが、その上はもうすでに・・肉は無く、骨だけになっている。
鋭い2本の脚の爪は最初は猛禽類の鷲か鷹の類だと思って友達に写真を見せたら・・ふくろうではないかと。確かに鷲の手の辺りはこんなに毛が無くチキンの脚みたいになってるようだ。ふくろうが大きめの獲物をしとめたまではいいものの、飛び上がりきれずそこをコヨーテにでも襲われたと見るのが適当なのかもしれない。

日本のキャンプの写真を時々見る。テントの中に食物を持ち込むのを見かけるが、こちらでは絶対控えなければならない大切なことだ。野生の動物が回りに沢山いる。キャンプ場だと鉄板で出来た大きな『Bear Box』がありその中に入れるところも多い。無い場合は食事のあと食べ物や残飯ごみは車の中に。場所によっては水タンクなどもしまうように指導される。1番の 宿敵は熊。そんなに見かけるわけでもないが、キャンプ場で熊が見つかり、それが人の持ってきた食べ物を食べてたりするところも目撃すると、その熊は(destroy)射殺される。人の食べ物を求め再来の危険が高いらしい。

野山の中にでるBack Packingのときは、テントから離れたところで、食べ物を入れた袋を木の枝から吊り下げたりする。
 こんな自然の中でも、元の環境に戻そうとする努力が続けられている。今回は残念ながらNativeのRio Grande Cut Throatの姿は見れなかった。
朝、8時くらいに歩き始めもとの場所にもどったのは午後1時過ぎ。のんびりとどれくらい歩いたんだろう。途中1組のカップルに会っただけ。本当に、とても素晴らしいひと時がもて、水を飲むだけで、もって行った軽食のスナックも食べるのを忘れていた。

2013年5月29日水曜日

5月のコロラド州デュランゴ

 毎年5月の母の日の週末に開かれるサッカートーナメントに来るようになってから、早12-3年になります。中で数年抜けたこともありましたが、来年までは行きそうです。コロラドの南西の端、北部New Mexico州の町のチームが沢山参加します。町の標高は2000m、遠くに見える雪のかぶった山は4000mを越えるサン・ホワンマウンテンの峰。

2011年のサッカー・トーナメントへ来た折には試合あの合間に車で1時間半くらい山に入ったSilvertonの街までいってきました。
デュランゴのまちからSilvaertonまで蒸気機関車に乗って往復することが出来ます。

http://picasaweb.google.com/102992971522774325605/2011_0507Silverton#slideshow/
 主会場となる、Fort Lewis Colllegeは町の中の高台にあり、そこからの町、そして山々の眺望は素晴らしいです。アメリカで・・マウンテンバイクの発祥の地としてよく耳にします。ダウンヒルから、クロス・カントリー夏休みに入ったばかりのキャンパスでもよく見かけます。もちろん・・2000mから3000mまで上るロードレーサーも沢山見かけます。
 何度きても良い場所で、子供たちの家族も毎年ここへ来るのを楽しみにしています。いつも街を見渡せる同じ場所でゆっくりと午後決勝戦前のお昼を食べました。
高地で開かれるサッカートーナメント、そんな大きな大会ではありませんが海抜の低いところから来るプレーヤーたちはにはちょっと辛いかもしれません。決勝戦は大学のメインフィールドで行われました。結果は3-1で負けてしまいましたが、準優勝のメダルを母の日にプレゼントできたのはとてもよかったと思います。