2022年9月10日土曜日

R-DP 12mでの実際のQSO

 先週末に制作を終えタワーにあげて基礎特性(SWR)等の測定を行いましたが、弱い磁気嵐の状況下、12mバンドでは実際の運用しての効果が確認できませんでした。

やっと時間ができ、9月10日にコンデションも開けていたこともありしばらくの間運用してみました。

以前のアンテナ(λ/2垂直アンテナ)と比べての使用感は前回も書いた通り良く聞こえるという印象は変わりません。今回は信号が強くなっているだけでなく・自然雑音(QRN)のレベルもS-メタ―の針こそ触れませんが、スペクトラムスコープで確認できます。

またR-DPとはいえ・・サイド(90度)方向への切れはとても良いようです。8の字の指向性だと思うので・・・JA向けたまま中南米の方向へのQSOができるのはとても楽です。

このコンデションだと・・WAC(全大陸交信)もできそうなので頑張ってみました。ログの1部を抜き取って載せてみます。


EUとの伝搬は閉じかかっていましたがAFとのQSOのあとにどうにかEA局と交信。北米・中・米南米は比較的多く聞こえてきていて問題もなくQSO。20UTCと早い時間にオセアニアのVKとQSO。いつものことなんですが・・赤道越えの伝搬は比較的良いのですが・・赤道以北のアジアへ伝搬は、まだまだなかなか開けてくれません。YB局と交信できてWAC完了かと思いましたが、YBはオセアニア扱い。しばらく時間を空けて24UTC直前にBW局が見え始めどうにか今度は本当にWAC完成。この時は400Wほど入れて無事QSO成立でした。他の局とのQSOはほぼ100前後の出力での交信となりました。最後までJAからの信号は残念ながら入感しませんでした(涙)。

High-Bandでコンデションが上がると10W程度の出力でもQSOが成立するのは嬉しいものです!

まとめ、12mではSWR高めで、もしかしたらトラップの最調整が必要なのかしれません。どうにか1.5+前後なのでとりあえずは様子を見てみる予定です。これまで160~220エンティティ―までQSO出来満足していたλ/2の垂直アンテナに比べて明らかに性能がうわまりそうなので楽しみです。ちなみにエレメントの短縮率は実測で両方のバンドとも93%程度と、ほぼフルサイズ相当の動作が期待できるものだと思っています。



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