先日飛ばしてしまったIC-PW1の修理を本格的に開始しました。
PA ボードx4ユニットとコンバイナーボードを本体シャーシーから外してボードごと・・拡大鏡使って部品やボードの状態を目で確認するがどこにも外から見える損傷は確認されない。
次の工程は、モージュールをもとの状態に仮止めして・・動作バイアス電圧・電流の測定です。リニア送信状態、信号入力無しでそれぞれの・・ボードへのバイアス電流は200mAゲートの電圧は2.6V。受信状態で0V。慎重に1か所づつプローブを接続して測定します。
追記その1:故障個特定。モージュール#4がBias電流1.23A(R)/4.89A(T)とほかのモージュールが0.27A,0.28A,0.29A(T)と比べて1桁高い。2つのMRF-150のうち、Gate Bias 正常電圧が2.6Vのところ、抜けてしまって45V(B+)となっていた。片方は良いようだが、ここはMatched PairでMRF-150MPを手配して、両方の素子を変えることとなる。
サービスマニュアルを見ていると、実際のボードとには余分な部品が。後期型でボード自体も変更されているようだ。マニュアルのBias電流はPAモージュール当たり200mAと書いてあるが・・ここでは280mA前後で3枚のボードはバランスしている。
これまでのところ最初から予想通していたところ(素子)が破損していた。月曜日にでも部品を注文することにする。先日見たら送料込み、MRF-150MPで$110くらいで手に入るようです。少しだけ・・ほっ。
この場所以外の制御系に問題があったら、私の手には負えないところである。最近のLDMOSを使ったAMPだと・、素子1個だけで出力1kW以上を増幅できるため、IC-PW1のように・・入力の4WAY分配器、4x電力増幅モジュールさらに4x電力合成機という複雑な回路を取らず、増幅モージュール1個、素子1個(~$200)だけという回路構成で、とてもシンプルだ。
きっと新しいIC-PW2はそういう構成のアンプで、もしかしたら価格も安くなる…そんなことは無いか(笑)。
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