2024年2月3日土曜日

冬・深夜の雷対応

 昨夜は早く就寝して深夜の雷で目が覚めました。12時過ぎに頻度は少ないのですが、冬の雷雨。いつもだったらまだ2月の初めで深夜は氷点下となり湿気があれば雪になるのですが、昨日は日中16度くらいまで気温が上がり、深夜すぎても5度前後、窓を打ち付けるのような雨に雹も混ざっていたようで雷雨になったようです。

ここのところTX5S,ZD7Zのペディションを追いかけしていたのでクランクアップタワーは伸びきっていたので心配になり、午前零時過ぎ起きて厚いダウンを羽織り、頭にLEDのヘッドライトを付けて雨の合間にタワ―の基へ。

2018年無線を再開した後、それまでは手動のクランクだったのを電動化して上下にわずか数分で上げ下ろしができるようになり手早く対応できるようになりました。今のところ制御はタワの直下で目視で確認しながらですから、玄関を出て数10mほど歩かなければなりませんが苦痛にはなりません。

無事にタワーを下げて今度は安心して”また寝”につくことができました(笑)。


普段から当局の雷に対する対処を少し順序だてて書いておきます。

1)1日の運用が終わった時・・・アンテナ・スイッチはすべてグランドポジションに落とす。

2)遠くで雷が鳴り始めたら、天気予報レーダーをみてそれにより・・アンテナ・スイッチからリニアアンプ・無線機への接続同軸を切り離し、無線機側の同軸を短絡する。タワーを下降させる。

アンテナスイッチをGrand Positionにして、リニア・無線機への接続ケーブルを切り離し短絡したところ(上の切り替え機、左中央の同軸が切り離し短絡したところ)。切り離しはBNCの一回り大きいような4分の1回転ツイスト・ロック型のコネクターを使っている(N Type 同等)。注:リニアでのアンテナ切り替えは使っておらず、リニアからは1本の同軸でこのアンテナスイッチへ導入し、基本的にはアンテナの切り替えはすべてこのスイッチで行っています。

3)雷が近づき、頻度が高くなったら無線機・リニアアンプのAC接続(110V&220V)を切断する。

4)数日間の留守の場合は垂直アンテナ基部で給電同軸を切断する。

5)数週間に以上に及ぶ外出の場合は、垂直アンテナを横に倒し、地表近くまで降ろす。


全米で北部フロリダ州に次いで雷の多い2番目の地域にかかわらず、今までのところこの30数年間、直接的な落雷の経験はありません。AC電源に乗ったサージで電気機器をなくしたことは数度あります。それからサージ・プロテクターを使うようになってからの機器被害は一度もないです。

誘導雷をアンテナがひろい・・シャック内の同軸ケーブルから無線ラックに火花が飛んだのは数回目にしたことがあります。なかなか気持ちの良いものではありません。昨今無線機の価格も上がり、簡単にはリプレースできなくなってきていますのでそれなりの雷・誘導雷対策は必要だと思います。

さらに長期(6か月以上)になる場合は・・無線機・リニア等の電源だけでなく、すべてのケーブルを切り離し・・極端な場合・・元の箱に入れて保存ということも考えられます。



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