無線の話に戻りますが、なにやら車の部品のような・・・真空管のような・・・?
私と同じ世代の人はこれまで実際見たこともあるかもしれませんね。
正解は・・高電圧用の真空バリコン/Vacuum Variable Capacitorです。
アマチュア無線界では3kV以上の高電圧が使われる真空管のリニア・アンプのタンク回路で使用されるものです(されていた)。
両方ともJennings社製で、右の方は耐圧1万5000V 可変容量5~100pF の陽極側のプレート同調用、左の白い陶磁器の物は耐圧5000V可変容量5~500pFの負荷側調整用のものです。
真空管リニアアンプでは真空管にもよりますが出力インピーダースが数kΩと高くなり、高電力ではかなりの電圧となるために高耐圧の物が必要となります。一方負荷側は同軸ケーブルの特性インピーダンスに合わせ50Ω前後と低いためそれほど耐圧の高いものは必要なくなり、普通のバリコンが使われることも多いです。
実際にはHigh Bandでは良いのですが、Low Band側では容量不足となるので高電圧の固定コンデンサーを並列接続して使うことが多いです。
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