2023年12月31日日曜日

何だか分かりますか?


 無線の話に戻りますが、なにやら車の部品のような・・・真空管のような・・・?

私と同じ世代の人はこれまで実際見たこともあるかもしれませんね。

正解は・・高電圧用の真空バリコン/Vacuum Variable Capacitorです。

アマチュア無線界では3kV以上の高電圧が使われる真空管のリニア・アンプのタンク回路で使用されるものです(されていた)。

両方ともJennings社製で、右の方は耐圧1万5000V 可変容量5~100pF の陽極側のプレート同調用、左の白い陶磁器の物は耐圧5000V可変容量5~500pFの負荷側調整用のものです。


真空管リニアアンプでは真空管にもよりますが出力インピーダースが数kΩと高くなり、高電力ではかなりの電圧となるために高耐圧の物が必要となります。一方負荷側は同軸ケーブルの特性インピーダンスに合わせ50Ω前後と低いためそれほど耐圧の高いものは必要なくなり、普通のバリコンが使われることも多いです。

実際にはHigh Bandでは良いのですが、Low Band側では容量不足となるので高電圧の固定コンデンサーを並列接続して使うことが多いです。

2023年12月30日土曜日

師走の餅つき

 今回も無線の話から脱線です。

ずい分昔のことだけど・・・餅つき機を購入。ほぼ1年に1~2度しか使わない道具だけれど、もち好きの私にとってはとても重宝する1台です。


昨日から8合のもち米を水に浸して、朝の8時過ぎに、水を切り今蒸しているところです。自動ではありませんが・蒸し終わったら昔なりの”ブザー音”で知らせてくれてそれからこねこね餅つきが始まります。

蒸し器の底の方に特別なデザインの非対称こねこねへらがついていて、まさに蒸しあがったもち米はカオス的に動き始め10分もするといい感じで丸くふっくらした感じにつき上がります。

頃合いを見はからって、テフロン加工なされた蒸容器から取り出し・・片栗粉を引いたパッドに流し込んで形を整えます。私の実家では一つ一つ丸めた丸餅ですが、此処では四角いパンに流し込んで固めるので四角の切り餅にしています。

書いている途中で”蒸過程”が終わり・・・ブザーの音が。・・・スイッチをいったん切って今度は餅つき12分間ほど。カオス的な餅の動きで、餅つき器全体が振動しながら動いておくのでつきっきり。時にはおしゃもじで少しはお手伝いしてあげてつき上がりました。

蒸した後の”おこわご飯”は水が少なかったので固めでしたが、つきあがりは上々で、あったかいうちにさっそくパンに流し込んで現在そのまま固まるのを待っているところです。

新年も美味しいお餅が頂けそうです!

しかし、こんな動きをしながら餅をついていく餅つき機を開発してくださったエンジニアには脱帽で感謝です。餅がつかれて形を変えながら仕上がっていく様子を見るのはなかなか楽しいものでもあります。

2000mを超える高地では、気圧もずいぶんと低くなるので調理の時は水の量とかわずか多め目にするとかいう調整も必要です。


2023年12月28日木曜日

個人年金(投資信託)2年前の最大額まで戻る!

 2018年3月に退職し年金生活に入り、毎日無線三昧生活に入ってほぼ6年弱になるわけですが、まずは企業年金で生活始め、今年2023年初めから国の公的年金をもらい始め、今は2重年金受給生活です。

僕の就職した年代(80年代中期)米国では未だ企業年金もあり、個人的には国の公的年金(ソーシャル・セキュリティー)を一定額払うだけで、企業年金は個人的には支払う必要もなく、企業だけが積み立てていた状況。医療保険も企業が100%払ってくれ、今から考えれば夢のような時代でありました。

それに加え、年金の3階部分にあたる403B(401K)に一定額は所得税控除となる確定供出年金(個人年金)制度もあり、少額ではありましたが仕事を始めてからやめるまでの30数年積み立てていました。長期の株式投資信託を選択し、比較的RISKの高いものに積み立てていましたので、仕事をやめた2018年で積み立ては終えたのですが、2021年の12月には含み益が退職時から3年半で40%ほど増えて大満足でした。

この2年間は高RISK投資の裏のPhaseに入って、それ迄数年間の含み益がほぼ0%まで落ちることもありました。それから約2年後のこの12月の末に過去の含み益最大のところまで無事復帰して少しホッとしています。


これは、私の投資信託の50%超を占めるNASDAQの価格の変化です。この先どうなるかわかりませんが、米国のプライムレートも高止まり、来年は下げ始めるとういう噂もあり、もしかしたらこのまま少しづつ株価はさらに改善してくれるのではと期待しています。

個人年金の投資は72歳に過ぎたら一定額を引き落とし始めなければなりませんが、しばらくはこのまま投資先を変えることなく、のんびり様子を見ていきたいと思っています。

現在の米国企業では、企業年金がなくなり・・公的年金+401kのような形になってきています。こちらの若い世代はもちろん公的年金だけで生活できるとは思っていないようで、401kをはじめとする個人年金への投資が多いような気がします。企業年金としての代わりに・・勤続年数に応じ年収の10数%を限度くらいに、401k個人の投資額にあった額を企業がマッチしてくれるケースが多いようです。

もちろん・・米国では普通の場合は退職金のようなものはありません。

2023年12月26日火曜日

日没小半時前VU4N 40m-FT8(Long Path)❓

 もしかしたらと、この直前グレーラインマップをにらみながら40m-FT8で聞いていると信号が見え隠れ、時間とともに強くなってきてしばらく呼んでみたらしっかりQSO 出来てしまった。

QRZのニュースを見ていたらVU4N局が使用中のリニア・アンプが飛んでしまったとの話があったので、もうLow BandでのQSOは無理だろうなと、なかばあきらめかけていた時だっただけに嬉しい。バンド・ニューとなります。


上の地図の右端の7minsが当局の位置。この地図ではショートパスの伝播経路が示されている。まだ明るいが・・もう30分内に日没となる時間です。この時期ちょうど・・VU4-W5がグレーラインゾーン。もしかしたら下の地図に示されるロングパスで夜の部分ので伝搬になっていたかもしれません。弱い証拠ですが、JTDXのLogを見ると、間違ったシークエンスでLU6ETB(南米アルゼンチン)局が呼んでいるのが見えていました。



2023年12月25日月曜日

北米からVU4Nは遠い

 VU4N局20m-FT8では比較的早くQSO出来ましたが、他のバンドでは・・沢山のUS局が呼ぶのが見えますが、VU4N局が見えてこない。見えていても、受信雑音レベルが高いのかCQを連呼する場面を見かけることも多いです。

ほかのバンドではQSO出来そうな気がしなく、クラスターに上がるたびにひたすらWATCHを続けていました。

24日午後になって30mで運用中との情報、慌ててIC-7610 に火を入れ、JTDXを立ち上げると今度は良く見える。信号強度もこれまでとは段違いで-03dBまで上がってきていて、沢山のUS局も呼んでいるが・・・今回も信号が届いてないのかCQを連呼している。もしやと思い・・出力を400Wにして呼ぶと、数回目にとってもらえQSO完了。


アンテナはRotary DipoleなのでShort Path かLong Pathかは定かでないが、JA局がQSOしていたような状況を考えるとShort Pathだったように思える。


やはり・・伝搬距離14000㎞、アジア大陸を北上縦断し北極圏を抜け、北米大陸を南下してくる信号は強くない。それでも、どうにかこれまでに3-BandでQSOができ、もしかしたら40mでもと欲も出てきました。



2023年12月24日日曜日

(祝)IC-7610とPC の接続問題完全解決!

 どう見ても、IC-7610とPCの接続速度は、”Remote”とは完全分離していれば最速でも接続できるべきだと思いつつ、今日23日はいろいろと設定を変えて試していました。

問題自体の原因は ”CI-V USBボーレート” を ”AUTO“ にしていたため、自動的に ”19200” が選ばれていたようです。


この設定を”AUTO"から手動で最高速の”115200”の最高速に変更し、Logger32と同様JTDXの通信速度設定を合わせて変更したら今度は最速での接続し動作が確認できました。

まさかここまでできるとは夢にも思っていただけにJO3KRP OMには、素晴らしいクリスマスプレゼントに大感謝とともに本人は大喜びです。

技術的な問題へのチャレンジに成功して大満足。”AUTO”で選択されていた”19200”でも実際の運用には問題ない点も書いておく。

この数年FTDX101MPでは”38400”で問題なく使えていたこともあり、誤通信がないこと考えると余裕をもってこの辺りに設定しておいた方が無難なのかもしれないと思ってしまう。しばらくは最速接続で様子を見てみます。

実際の運用では・・JTDX(FT8/ FT4)でバンドを変更すると・・IC-7610 の周波数・Bandが変わり、さらにLogger32での周波数表示が変更され・・IC-PW1のバンドも自動的に同期して変更されます!

IC-7610 とPCの通信速度が19200まで改善

 昨日、IC-7610とPCの通信速度が9600までしか接続できないということを書いてコメントを求めていたら早速 JO3KRPOMからコメントを頂きIC-7610側の設定を変えることにより、Logger32・ソフトとの接続速度が19200まで向上で、さらにJTDX(FT8)との速度も同様に高速化できました。OMには感謝です。

”CI-V USBポート”の設定で”Remoteから切断”へ変更することで19200まで上昇させることができました。

もしかしたらもっと速い速度でも接続が可能かなと色々設定を変えて試していますが、残念ながら今のところ19200が最速接続です。

現在は PC(USB) ーIC7610(USB)ーーーIC7610 (Remote)ーIC-PW1(Remote)と直列接続です。

2023年12月23日土曜日

IC-7610 どうにかIC-PW1,PCと接続完了

 11月帰国の折に入手したIC-7610がどうにかIC-PW1,そしてPCに接続でき、Logger32並びにJTDXソフトがやっと動作するようになりました(ホッ)。

理由はわかりませんがLogger 32,並びにJTDXの両方のソフトへの接続は今のところ9600での低速度でしか接続できない状態です。それでも普通の運用には問題ないのですが、なんとなく気持ちがしっくりしません。IC-7610 とLogger32のソフトとの接続/(設定)で問題があり(もしかしたらIC-PW1とのCI-V接続❓❓❓)、うまく行かないような気がします。誰かこの問題の解決方法わかる方がおられましたら、コメント大歓迎です。良しくお願いします。

IC-7610の良い点は・・FTDX101MPとの接続時はIC-PW1の時はリニアのバンド設定が手動でしたが、IC-7610 との接続では自動的になることです。現在はIC-PW1の入力#1をIC-7610にして、入力#2をFTDX101MPにしています。未だ、IC-7610 の操作に慣れていず、相手局の信号が弱い時には手動での混信除去機能の操作に慣れているFTDX101MPを使うことが多いです。

近将来的~3~6か月には、KM3KM リニアの予約注文が当局の番(2023年2月に購入予定を告げ、現在順番待ち)が来て、入手出来れば・・そちらをFTDX101MPに常時接続するように考えています。

通常の運用には感度の差とか聞きやすさとかの差異は少ないというのが初期の印象です。


10m-FT8で数局QSO、動作確認できました。これまではSSBで数局JA局に相手してもらっています(笑)。Logger32にも問題なくDataは送られています!



2023年12月18日月曜日

VU4N(アンダマン・ニコバル諸島)-運用開始のようです。

 前回のVU4Wの運用ではJAの厚い壁でなかなかQSO出来ずに、わずかに15,17mでのQSOに終わりました。今回High BandとLow BandでのQSOが少しでも増えてくれればと期待しています。

当局(北米南部)からはなかなか伝搬が難しいところです。未交信だった20m-FT8で数回呼ぶと、無事にQSO出来ました。Short PathでのQSOでしたが、もしかしたらLong Pathの方がよかったのかもしれません。向こうからのレポートは-20dBとかなり弱いよう様です。


書き始めたら、向こうの信号もずいぶんと上がってきてるようです-10db(2-stream)まで改善してきています。ちなみにLong Pathでは解読できませんでした。

2023年12月14日木曜日

#2 怒涛の5-Band QSO-T32TT (FT4)

 High Band HF のコンデションが良いのか、今日も雪天気の中T32TT局とFT4で6分くらいの間に5-BandでQSOができました。

当局が貰えたSignal Reportが15mではリニアがStannby状態で出力が10W程度だったため、他と比べ-10dB くらい低くなってしまったようです。20mでもたつかなかったら5分内も可能だったかもしれません。この直後30mものぞいてみましたがさすがに聞こえてきませんでした。


追記:上記のレポートのあとしばらくした日没後、少しづつ低い周波数も開き始め30m、40mと比較的簡単にFT4でのQSOが出来ています。40mでの信号強度を見ていると・・80mでのFT4のQSOの可能性は・・ぎりぎりのところではないかと思っています。今のところ信号は入ってきません。160mはまだFT8でのQSOも出来ていないので、今のところ問題外のような気分です。

2023年12月11日月曜日

怒涛の5Band QSO-T32TT (FT8)

 2週間ちょっとの孫娘(6歳)の子守ご奉仕で家をあけていて幾つかDXペデション局とのQSOができませんでしたが、日曜の午後3時過ぎに帰宅してまず最初にTowerをあげ、家の中に入る(笑)。

空港からの帰路日本の食材を購入してたのでまずはそれを手際よく整理して冷蔵庫にしまう。

その後、やっとアンテナ、リニア、無線機を留守モード―から運用モードに設定変更。

DX ClusterでRepotされている12m-FT8から呼ぶ。あとは・・・快適に10分くらいで10~20mの5BandでのQSOができてしまって、自分でも唖然とする。もう、さすがに呼ぶ局も少なく、すぐに答えてもらえた。

10mは出力100W位に落としていたにもかかわらず、+28dB ととんでもないほどのレポートをもらう。さすがに・・10m Bandだと感心しながらも満足。

40-80mの垂直アンテナは横に寝かしたままなので、明日はチルト機構に少し改良をして立てて、夜には運用できるようになればと予定しています。

追記@18UTC -Dec.11:この後、時間をおいて30m-FT8,そして翌朝30m-CWでQSOができました。


今日は気温があまり上がらないようですが、できれば横にしておいた40,80mの垂直アンテナを立てなおして、明日の朝には交信できればと思っています。現在。横にしやすいようにアルミ材で下部に蝶番のようなチルト機構の部品を工作中です。

追記その2@03UTC -Dec.12:こちらはとっぷりと陽が暮れた午後8PM, E-Kiribatiは未だ日没前、無事に改良して建てた垂直アンテナ、40mでのQSO後もしかしたら80mにも出てくるかと聞いていると、案の定-23~24dBのギリギリの信号強度でCQを出しているのを発見。呼んでみるとすぐに答えてもらい無事QSO成立。あますところは160m。もしかしたら明日の朝、こちらの日の出前が狙いの時間になるかもしれない。