2014年3月21日この春のことです。
まだ雪がところどころ残る北ニュー・メキシコにあるCerro Pedernalという山へハイキング。家から1時間ほどで山道に入る。4WDロード小半時ほど大きな岩道と相談しながらどうにかここまで来る。車のあるあたりで標高2800mあたり。ここから正面にあるビューㇳへのぼる。そんなに高い山ではない。ただ、最後の数十メートルが垂直に近い崖。3年半前に来た時にはついに登り口が見つからずむすめのSayaと涙をのんだ悔しい想い出があるところである。今回はネットで充分下調べしてきたの問題ないはずだ。3000m近い高地は日差しが強いが、日蔭には雪が残っていた。
http://en.wikipedia.org/wiki/Cerro_Pedernal
30分くらい歩くと、この写真のような垂直のがけの下につく。足元は崩れた岩がゴロゴロしてるような状態。注意しながら一歩一歩崖のすぐ下をあるく。
しばらく歩いて、注意して崖の壁を見ていると写真でもわかり辛いが、Sayaの杖の先のところの岩肌に消えかかった白いペンキでX印が。そのすぐそばに小さな気が置いてあり、これが登り口だとかろうじてわかる。
北New Mexicoの澄んだ空は本当にすでに宇宙の一部ではないかと思うほどの色だ。
眼下に広がるあかい大地に広大な空。北の方向を見ている。ここからコロラドの州境まで車で1時間余りの距離。右奥の山に雪が残っている山が僅かに見える。
頂上の狭い場所で娘のSayaはかんきのあまり・・・Jump!足場は岩だらけなのに・・・。なんどもなんども・・・。眼下に見える湖はアビキュー・レーク。その向う側に、Ghost Ranchがあり、そこからのこのCerroPedernalの眺望は地元画家ジョージア・キーフの絵の中に何時も出てくるの。
地元では100㎞離れた場所からでもこの奇怪な山容は簡単に認識できるくらい、有名な山だ。ゴーストランチから見えるこの山は以前の写真で紹介したことがある。
そういうわけで、2014年3月、悔しくて3年半忘れられなかったCerro PedernalをSayaと二人で制覇。気分最高の時、頂上でのビールはまだ肌寒い空気の中でも格別だった。
もちろんこんな場所・・・街道から離れ林道に入れば誰と会うこともなくひとり占め。それだけに車の整備に携帯品も普段から注意している。
目の高さよりちょっとだけ高いところ、手を少し伸ばしたら届きそうな白い雲。広大な赤茶けた大地と紺碧な宇宙の境目の空にふかふかと並んで浮かんでいる。
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