こちらで開局当時から使ってきたDentron MLA-2500というリニアアンプです。いまだにシャツく横の装置ラックの中に入っています。上に置いたののは30㎝の物差しで大きさがわかると思います。ずいぶんコンパクトにまとめられています。
現用のIC-PW1と比べて幅は少し広いですが、高さは半分以下です。電力管はアイマックの8875(プレート損失300W) という8874(3cx400 は400W )同等姉妹球で3極管送信管です。最近はこのチューブ中古でも見つけることが困難になってきていて、他のチューブへの改造も最近見つけられます。送信時で2㎸ 、1Amp 2kw入力時で最大出力は1.2KWほど得られます。
数年前に内部を掃除して、ロード用のバリコンと並列の高電圧セラミックキャパシーターを少しだけ容量の多いもの(白、村田電機製)と交換しました。使う機会はこれからほぼないと思われますが、IC-PW1のバックアップ用リニアです。 8875が昇天したら、手持ちに4CX-600Jが(十数本)あるのでそれと交換もいいかなと思います。1本だけで同等の出力が確保できますが、スクリーン・グリッドとコントロール・グリッドバイアス電源を追加する必要があります。
ちなみに、前の3本が4CX600J後方の大きなものが 3CX1500(3CPX1500) です。4CX600は2本使えば3CX1500に近い出力が得られるコンパクトな送信管だと思います。よく見られる4CX800Aに近くプレート損失は200w少ないですが最大プレート電圧が3kVと高いため、大きな出力が得られます。Eimacのデーターシートによると1本あたりVp=2.5kV,Ip=0.67 Amp, AB級バイアス設定で1100W の出力が得られます。
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