2020年12月24日木曜日

Dentron MLA-2500 Linear Amplifier


 こちらで開局当時から使ってきたDentron MLA-2500というリニアアンプです。いまだにシャツく横の装置ラックの中に入っています。上に置いたののは30㎝の物差しで大きさがわかると思います。ずいぶんコンパクトにまとめられています。

現用のIC-PW1と比べて幅は少し広いですが、高さは半分以下です。電力管はアイマックの8875(プレート損失300W) という8874(3cx400 は400W )同等姉妹球で3極管送信管です。最近はこのチューブ中古でも見つけることが困難になってきていて、他のチューブへの改造も最近見つけられます。送信時で2㎸ 、1Amp 2kw入力時で最大出力は1.2KWほど得られます。


数年前に内部を掃除して、ロード用のバリコンと並列の高電圧セラミックキャパシーターを少しだけ容量の多いもの(白、村田電機製)と交換しました。使う機会はこれからほぼないと思われますが、IC-PW1のバックアップ用リニアです。 8875が昇天したら、手持ちに4CX-600Jが(十数本)あるのでそれと交換もいいかなと思います。1本だけで同等の出力が確保できますが、スクリーン・グリッドとコントロール・グリッドバイアス電源を追加する必要があります。


ちなみに、前の3本が4CX600J後方の大きなものが 3CX1500(3CPX1500) です。4CX600は2本使えば3CX1500に近い出力が得られるコンパクトな送信管だと思います。よく見られる4CX800Aに近くプレート損失は200w少ないですが最大プレート電圧が3kVと高いため、大きな出力が得られます。Eimacのデーターシートによると1本あたりVp=2.5kV,Ip=0.67 Amp, AB級バイアス設定で1100W の出力が得られます。

ひとつ前の写真は広角でとってしまったので大きさの差があまりわかりませんが・・QRZにあげた写真だと標準レンズ撮影でそのおおきさのさがよくわかります。真ん中が4cx800J, 右が3cpx1500(3cx1500) 左後ろは4cx1000、前列の2本は冷却フィンなしの 8072(陽極損失100W)。

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