2013年6月25日火曜日

Fly Fishing Camp to San Juan River

 6月21-23日、1日休暇をとって、3連休の週末にして2泊3日のSan Juan RiverへFly Fishing Camp Tripへ。家を出たのは準備が終わった金曜日の午前11時。目的地まで184マイル(約300km)普通道路で3時間半あまりのドライブ。

本日のキャンプ場はNavajo Lake State Park Camp Ground.以前からここのキャンプサイトは設備がよくて、テント・キャンプサイトでも綺麗なレスト・ルームにシャワーの設備まである。

到着したのは2時半過ぎ、湖を一望できるキャンプサイトをラッキーにも確保して設営。2泊で$20。

夕方のライズの時間にはちょっと早すぎるので、崖を下りて湖畔まで下りる。さすが水温は冷たい!それでも薫君は水着に着替え水の中へ・・・。
10年以上続く慢性的な水不足でダムの水面は最高位に比べて30m近くも低くなっている。


この日は14番目の月。月が出ていると星はぐっと見えなくなる。写真を最大に拡大して注意深く見ると、雲の合間に飛行機のライトや星が写っているのが分かる。キャンプサイトの様子は14夜月あかり撮影したもの。これくらい明るく撮れると星が写っているのが不思議に見えるかも知れ無し。これでも少しは夜の雰囲気が出るよう暗め補正してある。
14番目の月に照らし出される湖上の洗濯板のように筋を引く雲。湖上を走る船の功績が灯りの線にとなっている。

沢山の星が写っている。明日はスーパームーン。

つりの調子がよくって、日没前後にDryにあたり始め・・ついつい・・時計を見たら8時15分。すでに月は地平のメサの上を離れて上ってしまった。
十五夜の月の長い光が向こう岸から濃紺の湖上を渡って目の前まで照らし出していた。
右のほうがナバホダムのマリーナ、パワーボートや大きなハウスボートが係留されている。時には、月明かりの中湖面を走る船も見かける。

つきの灯りに露出をあわせると、夜空の光はまったく見えなくなってしまう。

ナバホ・ダムの上からダム下のSan Juan河を見下ろす。ケーブルと赤いブイより下流がCatch and Release Only の釣り場になっている。

久しぶりに釣りに来た。水温は氷水のようにつえたい! 相変わらずここは有名な釣り場でいろんなところから釣り人がきていある。

San Juan 初めての薫君、初日の夕方は調子がつかめずに1度くらい針に着たくらいだったらしい。意気消沈気味に2日目の朝のセッションへ。2日目朝は、遅めの10時過ぎに水に入って2時近くまで。このセッションで薫君は念願の1匹目をCatch. 昼間は・・ほとんど水の中、ニンフフィッシンッグで、ストライク・インディケーターのよみ方が難しすぎた見たい。それでも、40cm級の虹鱒を揚げる。

3日目はキャンプサイトを撤収し、釣り場に入ったのは朝の9時半。思ったより人出が少なくうまい具合に良い場所の立ちこむ。

この朝は・・お父さんと二人・・それぞれ10匹以上のマスを釣り上げた。ほとんどが40-45cmクラスで以前見かけた50cm超は皆無(涙)。 釣り場をあがる2時くらいには・・薫君はランディングからリリースまで自分で出来るようになっていた。

また近いうちにもどって来たいとしきりにいう。今週末からおにいちゃんのいるサン・ディエゴへ10日間の休暇に行く予定だが・・この釣りが楽しかったせいか、『Yellow Stone』に行ってもいいなぁ・・とか言い出している(笑)。

2013年6月17日月曜日

3000mから歩く・・・

と書き始めると、シリアスなハイキングだと思はれる方がいてもしょうがない。

住んでるところが2000m、車で30分も走ればスキー場。とはいえ、米国南西部は夏至まで1週間の今が真夏の盛り。空気は気持ちいいが陽ざしは強烈だ。6月15日土曜日、この街のスキー場(Pajarito Mountain)でビール・フェスティバルが開かれる。
この日は3000mを超える頂上まで続くリフトが運行され,冬のシーズン券がそのまま使える。
最近米国のスキー場は夏の間ダウンヒルのバイク(自転車)に解放されるところが多くなってきた。

私たち3人の予定は、ビール祭りが始まる前にリフトで頂上まで行き、それから林の中を歩いてきて、祭りが始まったころにロッジに戻りそこで(私だけ)冷えた美味しいビールをいただくこと。

 ハイキングの人は少ない。リフトを降りて、まっすぐと南の方へ・・・ずっと遠くに3000mを超える、アルバーカーキのサンディアピークが見える。雪の積もった光景とは全然違う。
リフトに乗ってる人のほとんどの人が・・・MTB(Mountain Bike)をリフトに載せて上がり・・とんでもない坂道をとんでもない勢いで降りていくという気の狂ったようにしか思えない輩。
 3000mを超える頂上にて。近所の家族は全員できている・・お母さんも娘も全身プロテクターすごい格好で。お父さんは日本語の話せない日系人(左から2人目)、中岡さん一家。

骨を折ることは日常茶飯事。・・ジャンプして失敗して、運が悪かったら・・尖った木の枝が体に刺さってしまうことも。本当に…別世界。歩いていても・・とんでもない勢いで落ちるように飛び降りてくるのがいるから要注意、今回は特に自転車が少ないようなところを降りてくることにする・
 スキーの時にも何回か紹介した写真。北東の方向を眺める。あちらの山は標高4000mを超えるところもあり、まだ雪が僅かに残っているところもある。
 この山の左の奥の方ではまだ山火事が続いているが、昨日の雨のせいか思ったよりは煙がない。先日の山火事の日没の写真はこの写真を撮ったあたりに火が沈んでいく光景でした。
 スキー場の表示。この辺りは簡単な初級・中級コース。上級・・・は、黒の■その上が◆、そして一番難しいところは◆◆となる。自転車の路も表示は小さいが・・同じように表示がされているのには感心した。昨今の雪不足・・冬と夏が逆転して・・MTBが主になるのも時間の問題かもしれない。ところで・・・・・ほんとうにどうしようもない娘だ(爆)。
 お姉ちゃんと一緒に歩いていく薫君。ここはメインテナンス・ロードで、幅が広く・・自転車は来ない。下の方から、駆け上がってくる人を時に見かける。3000mの山道を駆け上がる・・とんでもない人たちがたくさんいるのには驚かせる。
ロッジの方を見下ろすと・・人が集まり始めている。12時15分頃、開いたばかりで人手はまばらだ。入るためには・・頭の白いおじさんもIDをみせ、腕にわっかをはめてもらう。飲酒はうるさいのでこの輪っかがないとお酒も変えないし飲めない。
 山火事にもかかわらず、コロラドを含むところから17軒のマイクロ・ブルウェリーが出店している野には驚かせる。入場料グラス1個に、ビール1杯券付きで$15.去年までは$10だったのに(涙)。御かわりは・・グラスをもっていくと$5で注いでもらえる。
ここでダークのビールをいただく。
その前に、いろんなところを回ってグラスに少し注いでもらって、好きなのを探すテスティング。標高が高いので何時もの事だがテスティングだけでかなり酔ってしまう。ビールは何時も最初の1杯・・一口がおいしい。それが、分かっていて一杯目に試飲したビール引換券と交換に注いでもらうと・・思ったほどおいしくないのに落胆することが多い。
もちろん、お祭りには音楽はつきもの。音楽に合わせて踊りだすカップルたちもここらではどこでも見る光景である。
Sayaはこの8月の誕生日まではまだお酒が飲めない。友達がたくさん来てビールの注がれたグラスを恨めしそうに見ているだけ。来年のお祭りには・・ここで一緒に飲めるかな?今週の末に日本へ2週間帰国、叔父さんや従妹たちと日本でたくさん飲んで来るのかもしれない(笑)。

2013年6月15日土曜日

今週3回目のBBQ

この1週間は気温が急に上がったので家の中で食事を作らず玄関先でBBQの日が3日間もありました(笑)。夏のこの時期になると・・夕陽が沈み、涼しくなる時間を見計らってBBQ!
鶏肉・豚肉・牛肉・ソーセージ、それに野菜はベル・ペッパー(ピーマン)に玉ねぎ、ズッキーニ。とうもろこしがあればもっといいのだが、今日は炭水化物は無し。

あとは・・レタスやトマト、キュウリを主体にした簡単なグリーンサラダ。もちろん・・お酒。

 味付けは・・潮に唐辛子がメイン。あとは、BBQソースや、韓国焼肉のたれ・・・、時には味噌・・。好きなように・・・。ご飯があれば・・醤油を垂らした焼きおにぎりというのもなかなかいける。
 次男の薫君はコロラド州へ1週間のサッカーキャンプで、この日はSayaと二人だけ。焼き鳥に、焼豚、それにソーセージがメイン。キャンプにもっていく小さいBBQグリルに載せ・・一気に焼いてしまう。ガス・グリルなので、炭のように待つ時間もなく、グリルがあったまって食材を乗せ、ふたを閉めて蒸し焼きにすると・・あっという間に焼ける。

時間があるときは、炭のグリルもまれに使うが、空気の薄い高度の高い場所(2000-3000m)では炭の燃え方も悪い。それでなくても、この乾燥期そばに山火事も燃えてる中、炭を使うのは勇気がいる。
 玄関先にキャンプ用折り畳みテーブルを出し、まずはグリーンサラダ。私は・・野菜を切りながらセロリ―をかじっていたのでゆっくりと、ドレッシングもかけずに…。

 先日の35㎜F1.4のレンズ、開放で撮ると・・・こんな具合に。やわらかい・ボケになります。この日はまずはラムのソーダ割りで暑さを乗り切って、お肉は赤ワインで。夏は赤ワイン冷やして飲むことも多いです。

そういえば・・明日、6月14日町のスキーヒルで定例のビール祭りがあります。10以上のマイクロブルウェリーが集まって・・・カップ1杯で、$10.そのあとは・・同じカップをもって飲みたいビールを($5)。今年のグラスのデザインは???スキ場のリフトも運用され、シーズンチケットで頂上3000mまで登れます。Down hillの自転車もリフトに載せてくれる(別料金)、ハイキングをしていると・・かなりのスピードで降りていく自転車があり、要注意です。山火事がスキ場の頂上の反対側、可なり煙が出ているとのこと。それでも開催するとのメールが来ていました。
1週間以上になる山火事はまだ収まらず・・傾いた陽は以前黄色く、煙の中を突き抜けてきます。スキー場は日の沈む山のわずか右側にあります。車で30分もかからずに行けます。

2013年6月11日火曜日

星空・新月・山火事・35mm f1.4AI-S

 山火事の煙のなか、新月だったこともあり・・前庭に出てNikonの35㎜f/1.4AI-Sの古いマニュアルレンズで星夜の撮影試みる。6月9日、日曜日午後10-11時。流石に開放だとコマ収差が暴れまくる。f2まで絞ればかなり改善されるがそれだと星は点にしか見えず、星座を確認するには収差があった方がわかりやすい。
時期的にまだ早すぎるが、夏の大三角形・白鳥座の近傍。尻尾と・・・胴体の中心羽の両側の軽い星が簡単に確認できる。
レンズを南東の方に向きを変え・・天の川をとる。まだ時期が早すぎて、地上の明るさを拾ってしまい銀河の様子が・・はっきりとしない。遅くまで起きて撮れば、高度があがり夜空の漆黒が深まる。
 方向を北西へ・・カシオペア座をおってみる。これまた高度が低すぎて地上の光をひろってわかり辛い。電柱のすぐ左、家の右上あたり、うえむきのWになってるのがわかってもらえるとおもう。
 普段はこんな水平の出ていない絵は撮らないが・・夏至も近いこの時期、サソリ座全体がよく見える。電柱のすぐ上が、一番下部のサソリのしっぽが曲がっているあたりなる。右上の青白い3つの星が『頭』、赤い星がサソリの胴の中央部。
 さそり座のすぐ上を飛んでいく夜間飛行Jet.
 これはひと絞り絞って(f/2) で撮ったみた。誰でもよく知っている星座だ、星がありすぎて分かりにくい。どの星座かわかりますか?
開放(f/1.4)で撮ると明るさ以上に、豪快にコマ収差が出て画像はボケるが、青い星を追うと、すぐに星座が確認できる。北斗七星。同じ時間にも撮ったにかかわらずこんなに『ひと絞り』の違いは大きい。
前の写真と比べ、どちらがいいかは見る人の好みで違う。女性と星(座)は開放撮影かな(笑)。

近くの山火事が鎮火し、煙がなくなって大気の透明度が上がれば 空はもっと暗く、星はさらに明るさを増すだろう。まだ50%しかContainedされていない。モンスーン・シーズンが始まるまであと一月あまりはくすぶり続けることだろう。

2013年6月3日月曜日

Sunset in Wildfire

 5月31日金曜日、ABQからの帰路Santa Feの山の裏側、Pecosの山の中からきのこ雲のような高くどす黒い山火事の煙が登っているのを見ていたら、逆方向、西側の私の家のあたりの方角にも少し山火事のような煙が昇っていた。2年前の山火事と全く同じ方面、スキー場の山の裏側(西側)からだ。この写真は、我が家から車で10分くらい西に走ったところにある、Bandelier National Monumentの近くから撮ったものだ。
つい数週間前、2年前の山火事の爪跡を見て意気消沈し、キャンプの時も森林が異常乾燥してるのを身をもって感じていた時ばかりに・・・・残念だ。
 このブロッグの表紙Topの写真は2年前の山火事の折に自宅から撮影した、煙と山際に見えた幻想的な夕陽。その時とおなじよう状況になるのではないかと一瞬不安が頭の中をよぎる。
 6月1日土曜日撮影。太陽が沈むところの木は葉はついていなく、2年前の山火事で燃えて立ち枯れた松の木のようだ。

山火事の煙の中に見える太陽は何時も黄色から・・煙の濃さに応じて真っ赤に見える。

そういえば20年ほど前、1000㎞以上北に離れたYellow Stoneの山火事の煙がこちらまで流れてきたときは、恐怖感は一切なかったし・・ひと月ほど毎日真っ赤な夕陽が見れたのを覚えている。
2年前の山火事は、夜になると・・大きな気が真っ赤に燃え上がるようすが我が家の前庭からはっきりと見え、その火球には恐怖を覚えた。

今のところ、火元は山向う、未だ差し迫った恐怖感は湧いてこない。今回の火事も2年前同様に電線が触れ合って発火したらしい。電線の下にあった木々が成長して電線に触れていたのかもしれない。対岸の山の裏側、Pecosの山火事の原因も同じらしい。

太陽は・・そんなこと気にもせず・・何時ものように西の山の端に沈んで行ってしまった。