家から1時間、Jemezの山の中へソロ・キャンプ。今シーズン3泊目。以前はちゃんとしたキャンプ場でテーブルや焚き火のリングもあったようだが、野生動物保護域になり、それからほんの少しばかり行ったところに適当なキャンプ地を発見。先客1家族。あとでもう一張りテントを見つけた。
もちろん、水もトイレも、テーブルも無い。そばにはわずかばかりの渓の流れがあり食器を洗う水にはなる。飲み水は持参する。洗い水は流れの水を使う。Solo Campだと、お酒と食事の楽しみが一番になる。本日はメキシカン・ビールにラム酒を少々。ご飯を炊いて・・納豆ご飯にお味噌汁(笑)。
調理用のテーブルを出し、ハンモックを張り・・Videoもとる。食事のあとに酒を飲んで・・それでもまだ日が高いのでちょっとだけお散歩。
以前キャンプ場だったあたりの保護区に野生の鹿家族を発見。目線が合うとしばらくにらめっこが続く。相手も恐れはしないが、少しでも間合いを詰めようとすると足早に離れていく。
これは翌日の朝早く起きて、車で5分ほど走り・・行き止まりから山の中へ入るところにあるげーと。渓の幅は1mも無い小さなものだが、魚は沢山いる。ハイキングの帰り道に糸をたれると比較的大きなフライ(#16)に飛びついてくる。ほとんどが10cmあまりのブラウン・トラウトだった。
散歩をしていると・・・突然こんな骨。ほかには何にも無い・・写真に撮ると西部の荒野を思い出させるような一葉に。タンポポ黄色だけが鮮やかな色を呈す。
渓のさばに咲き乱れるタンポポ。どんな山の奥でも、寒い中でもさいている。まだこの時期このあたりは白樺の若葉も出ていない。標高2400mぜんごだとおもう。
渓に沿ってさらに歩いていると・・ふと沢山の鳥の羽毛があたり一面にちらばっている。このような光景を以前ウィルダネスの中で見たことがある。その前夜テントの中で獣の鳴き叫ぶくような声が聞こえて、よく朝テントから3~40m離れた木下に沢山の沢山の羽毛が。このあたりだと・・熊、マウンテン・ライオン、山猫等もでる。もちろんコヨーテはいたるところで。そのときは、たぶん七面鳥がやられていたと思っている。
写真をよく見ると、爪と毛は残っているが、その上はもうすでに・・肉は無く、骨だけになっている。
鋭い2本の脚の爪は最初は猛禽類の鷲か鷹の類だと思って友達に写真を見せたら・・ふくろうではないかと。確かに鷲の手の辺りはこんなに毛が無くチキンの脚みたいになってるようだ。ふくろうが大きめの獲物をしとめたまではいいものの、飛び上がりきれずそこをコヨーテにでも襲われたと見るのが適当なのかもしれない。
日本のキャンプの写真を時々見る。テントの中に食物を持ち込むのを見かけるが、こちらでは絶対控えなければならない大切なことだ。野生の動物が回りに沢山いる。キャンプ場だと鉄板で出来た大きな『Bear Box』がありその中に入れるところも多い。無い場合は食事のあと食べ物や残飯ごみは車の中に。場所によっては水タンクなどもしまうように指導される。1番の 宿敵は熊。そんなに見かけるわけでもないが、キャンプ場で熊が見つかり、それが人の持ってきた食べ物を食べてたりするところも目撃すると、その熊は(destroy)射殺される。人の食べ物を求め再来の危険が高いらしい。
野山の中にでるBack Packingのときは、テントから離れたところで、食べ物を入れた袋を木の枝から吊り下げたりする。
こんな自然の中でも、元の環境に戻そうとする努力が続けられている。今回は残念ながらNativeのRio Grande Cut Throatの姿は見れなかった。
朝、8時くらいに歩き始めもとの場所にもどったのは午後1時過ぎ。のんびりとどれくらい歩いたんだろう。途中1組のカップルに会っただけ。本当に、とても素晴らしいひと時がもて、水を飲むだけで、もって行った軽食のスナックも食べるのを忘れていた。
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