2010年11月26日金曜日

くらげ・・

最寄の海から1000km以上離れた砂漠の中の小さな町の水族館でも、日本海で捕獲されたクラゲが見られます。水族館でクラゲがこれだけ大きな展示になってきたのはいつの頃からでしょうか?

私が子供の頃行った水族館では見た覚えがありません。さだかな記憶がないと言ったほうが正確なのかもしれません。

これは、発光するおわんクラゲだと思います。お椀の先から出た無数の細い繊毛のようなものが分かりますか?暗い中の手持ち撮影、なかなかうまく撮れません。細い先まで、オーガナイズされた、そのゆっくりした動きは、見る者の心を癒してくれます。
水槽の中は、人工的に水流が作られています。水流がないと・・最初のうちはおわんを動かして上のほうに上がろうとするらいしいですけれど・・そのうちに疲れて底の方に集まって、力尽きて死んでいくそうです。
脳がない、肛門がない・・とっても不思議な生物です!  宇宙人の子孫かも(笑)。
とかく言う私も、見えない流れに押し流されて・・いつの間にかクラゲと同じこんな所まできてしまって・・・・。
満月を6日ばかり過ぎた、早い時間の月のない漆黒の夜空。娘の弾く『月光』・・・が途切れ途切れだけれど・・耳に入ってくる。広大な宇宙の暗闇を浮遊するクラゲのような・・それでも、ふわっと水の中を浮いた瞬間のわずかばかりの恍惚な喜びがしずかな私の心のなかに沸いて来る。 そのわずかばかりの光りがあるだけで・・私はどこでも生きていける気がする。

1 件のコメント:

玄3 さんのコメント...

大規模なクラゲの展示は1992年のモントレー水族館からだと思います。