これまでのIC-PW1の故障は運用に致命的な故障・・終段石(MRF-150)の損壊、Band Pass Filter Boardのリレー並びその周りの部品(コンデンサー・ダイオード)の破損、バンドパスフィルターリレードライバーICの破損、Band Pass Filterの構成高耐圧キャパシター(6kV)の焼失とこの2年の間にいくつかの致命的な故障が起きた。
そのたびにサービスマニュアルと時間をかけてにらめっこしながら故障箇所の発見、考えうる原因、並びに修理部品(同等品・互換品)の入手並び修理を行いながらどうにか運用ができてきている。
今回の故障は運用上には致命的なものではなくコントロール部の左側メータ照明がつかなくなって、運用に気になっての交換修理。7月1日に企業年金が届き、毎年のCOLA(Cost Of Living Adjustment~3%)の分が増え消費者物価指数の増加(~4%)には追い付かないものの将来の不安も頭の片隅でちらつきながら、それでも少しは喜んでいる。そんな時にリニアのスイッチ入れて4W6RUを15m-FT8で呼び始めた時だった。
サービスマニュアルによるとメーターの照明はなんと麦球(白熱球)。E-BAYで探すといくつか見つかるが・・先々のことを思うと白色LEDで交換した方が良いとの個人的な結論とした。
まずは切れた電球をLEDで置き換えてみると、さすがに切れていない方のメーターとの色の差に見た目はあまり気にしない私でも気になる。もう一つはLEDの前方向への指向性による、不均一な照明具合。両方の電球をLED+抵抗に替え、LEDの頭の先を黒色に塗りつぶしてできるだけ前方向に光が行かないようにしては見るが、ぎりぎり満足できる程度までには(笑)。下は交換後のメータ照明の様子。左側の照明不均一性がわかる。
オリジナルの設計者は多分視認性も十分考え麦球を選び、光が柔らかくなるように麦球に緑色の緑色のプラスチックカバーを付けていたようだとうなづく。技術ばかの私にはなかなかそこまでの深い配慮は出来ない(笑)。