1年ぶりにIC-PW1が逝ってしまいました(大涙)。
今回はFinalの石というより・・コントロール・サーキットの故障のようで、自分修理には時間がかかりそうです。リレーも数個交換する必要な様子で、交換部品自体を探すのも大変そうで修理自体も大きな石の交換だけで済んだ時のように簡単なわけにはいかないようです。
IC-PW1はとても良く働いてくれ、パワーもFT8の時でも1KW動作問題なかっただけに、経年劣化部品(バイパス・コンデンサーの不良による損傷)がもとでアースに逃がされるはずのRFが回路へ回り込み大きな損傷を与えてしまったようです。
というわけで、30年来のDENTRON MLA-2500に220V電源ラインを繋ぎ無線機に接続400~500Wでどうにか問題ないことを確認し、実際の運用は低電力200~400W程度で使っています。
そろそろ・・・新しいLinearも物色しなければと思っています。ここの所評判になっているIC-PW2に興味があるのですが、なかなか市場には顔を出してくれません。
わたしにとって一つの疑問点は・・今のメインリグがFTDX101 なので、接続性がどうなるかということです。Pre Distortion-Compensationで3rdより高次のIMDを低下させるのには非常に興味があり、ALCを使うのでしょうが、これがICOMでない他社の無線機への整合がうまくいくのかという点も???です。
IC-PW2 Pre-Release
わたしとしてはFT8等で1kW出力で安定使用できれば良いと思っているので、3次5次のIMDが高いのは気になりますが、米国製やイタリア製の他社のLDMOS-AMPも視野に入ってきます。石のアンプは本当に必要な時だけONにすればすぐ動作してくれ、冷却風音も風圧が必要な強制空冷真空管の冷却時に比べたらとても静かで使い勝手が良いという好印象です。
ただ・・・いまのような状況を思うと、しっかりとしたチューブ式(例えば3cx1500)のアンプが1台あると比較的自分でのメインテナンス、修理等もできそうで気持ちに余裕もできそうです。
高出力になればなるほど・・電波の質が気になります。そういう点では・・やはりまだまだ管球式アンプに軍配があるがるのでしょうね。数年前40mSSBでQSOしていただいたJAのOMさんが2✕8877の自作アンプで認可を得、運用されているというのも大出力というよりは”高品質”の電波を送出するためなんだとつくづく感心するのであります。