2012年5月21日月曜日

Solar Eclipse in Northern New Mexico,USA

途中雲が出てどうなるか心配しましたが、どうにか無事に金環蝕の後、西のSanta Fe National Forest 内にあるJemezの山際に沈んでゆきました。
 @18:35MDT(Mountain Daylight Saving Time =GMT/UTC-7hrs)
 @19:12MDT
 @19:25MDT
 @19:31MDT
 @19:32MDT
 @19:34MDT
 @19:36MDT
@19:44MDT Eclipsed Sun set to the west mountain.

このブロッグの表題の夕焼けの写真は去年の6月の始め山火事の間 に撮ったものです。・・この夕陽と比べると、ほぼ同じ場所(10m以内)で撮影したので、金環食後の太陽はちょっとだけ左側(南方向)山の端に沈みました。

金環蝕・撮影準備

こちら米国MDT(Mountain Daylight Saving Time)では、今日、日曜日の午後6時28分から蝕が始まり1時間ほど続くようです。New Mexico州では緯度的に少し南のABQあたりがbest locationのようです。ここ、ロスアラモスでは金環蝕が観測できる北限に近いみたいです。


この絵は午前10時過ぎくらいに練習兼ねて撮ったものです。適当なフィルターが58mm口径しかなくて、Canonの300mmで撮りました。ND4分の1減光を2段重ねで16分の1、さらに偏向フィルターをほぼ直交する状態で2段重ね。周りを見るともちろん真っ暗。太陽を直接ファインダーを通してみてようやく見える状態。最初は無限遠近くにあわせ手動でFocusを合わせていましたが、AFで充分あってくれます。手持ち撮影です。絞りF10,ss1/8000で撮影後、Trimしてあります。




光強さを10万分の一(0.00001)くらいに減光できるND Filterが必要のようです。流石に手持ちに無かったの、4枚組み合わせて見たらどうにか撮影できそうです。あとは天気しだい・・!今のところ快晴。夕方、西の空に雲が現れないのを祈るばかりです。

2012年5月8日火曜日

San Pedro Park Wilderness

5月4日の金曜日は、またまたViolinのレッスンがキャンセルされて薫君が学校から帰ってくるや否や・・・車を北の方角に向け2時間ほど走る。今回の目的地はSanata Fe NationalForestの北部にある、San Pedro Park Wilderness。Wilderness内でのバック・パッキングは諦め、境界のすぐ外にあるキャンプ場で2泊することに決め、荷物は余裕をもって車で運べる。とは言っても、水場もトイレもゴミ捨て場も一切無い(無料)。火を燃す場所とピクニックベンチだけはある。

San Pedro Park Wilderness:

スーパーフルムーンが木々の間からかすかに見え、明るすぎて、星を見るのにはあまり良いときではないが・・西の空はあかるく輝く金星でにぎやかだ。 木々の手前の灯りは満月に照らし出されてできている木の陰である。
東の方角を見ると・・木々の間から満月の月の灯りがわずかに差し込んでいる。

車のすぐそばにテントを張る。とは言っても3000m近い高地、夜は冷え込む。まわりでテント張っているのは誰もいない。唯一大型のトレーラキャンパーが1台だけ。

この日の深夜、動物のうめくような泣き声が耳につく。その時は、鹿かエルクだと思って気にはなったが眠ってしまう。翌日テントから15mくらい離れた木の下一杯に・・Wild Turky(バーボンではない)の羽が無残に散らばっている。あの泣き声は・・きっとターキーの断末魔の叫びだったに違いない。となると・・餌食にしたのは・・コヨーテ、山猫?熊もピューマも出ておかしくない場所。とは言え・・そんなにそれらは頻繁に遭遇できるものではない。多分コヨーテに違いない・・。
今回はいわゆるオートキャンプなので荷物は沢山持ってくる。
さて、2日目は朝7時前に起きて食事を済ませ、ハイキングに出る。もちろん、San Pedro Park Wildenessに入っていく。キャンプ場から歩き始め・・このWildenessの入り口まで1マイルあまり。ここから片道5kmほどの上り坂。3000mを超える辺りまで、比較的緩やかなのぼり。時折残雪があり、その雪解け水が深い森林の木陰のトレールにそってながれ、泥沼になっている部分もある。
 Vega Trailの入り口あたりはこうやって・・Trail のメインテナンスも良くしてある。とても歩きやすい。

 いたるところにこのような残雪が。行きのうちに・・缶ビールでもうめていたら・・帰りには氷のように冷えたビールが飲めたのにと忘れてきたのを後悔する・・。Pack中には、一度も使わなかった重たい200㎜F2.8のレンズと2XのExtenderが。この代わりに・・缶ビール4本は持ってこれたはずだ。
 2時間ほど昇って今回はここまで。Hiline Trailの里塚があるところで休憩。本当はここで軽く食べる予定だったが二人友全然おなかもすいて無くって水を一口飲むだけにする。

登りは・・半袖で歩き続けても汗も出ないくらい快適で・・ほとんどが木陰の中。虫も出ず快適な歩きだった。動物はかもにリスくらいを目にしただけ。鳥のさえずりは林の中で聞こえた。
流石に帰りの下りはエネルギー消費量が少ない分・・風が冷たく感じ、長袖を羽織る。日がさすところは・・3000mの日差は強烈なだけに長袖の方が涼しく感じることもある。之はビーバーポンド。今は住んでいないようだが・・かえるや、脚の4本出た比較的大きなおたまじゃくし(10cm)が・・水底をはっていた。

薫君はしきりとこのあたりにLoghouseでも作れたらな~という。雪が降ったら、多分下界とは一切切り離され、近い海から1000km以上は慣れているけれども、雪は2mは積もるだろう。充分にたきぎとなる木はあるから、暖は取れるだろうけれど・・。

 雪解けの流れを軽くJumpしてまたぐ。

 真っ黒に近い宇宙を思わせる澄んだ空を背景に大きな白樺の木もこの標高では新緑の葉もまだ出ていない。


結局・1時半過ぎにキャンプにもどり昼食に遅い焼きそばを食べて休憩。日陰に入ると空気は冷たく・・ちゃんと身体を温めておかないと眠れないくらい。ハンモックで・・気持ちよく休んでいる薫君です。
私は・・のんびりと木陰のいすに座って・・ハイネケンとドス・エキスの500ml間を1本ずつ頂く(笑)。

今回はK君、弓矢を持って来て修行中。この次のキャンプまでにはスリングショットを手に入れて的打ち競争でもやろうと言う展開に。キャンプに行ったら色んなことを試してみたい。

2012年5月5日土曜日

K’s first Backpacking Trip

 薫君の最初のバックパッキング旅行です。早めの夕食を食べ、20分はしり駐車場に車を止め、歩き始めたのは午後7時。去年のNM州最大の山火事で焼けた森林は無残にもその爪あとを・・。
 歩き始めて40分あまり、350mほどの谷底へたどり着く頃にはこんなに暗くなって・・これからはHead Lampをつけてテントをはれる辺りまで、半月の光の中Moon Light Walking.
荷物を極限まで減らし、テントも2kg無い小さなもの。寝袋は羽毛のものをComppressionして・・。前夜は、お湯を沸かして、木々の間から星を眺めながらHot Chocolateをのむ。夜木の間をとてつもない大きく輝く人工衛星が東から西の空へ。きっとISSに違いない。人工衛星は普段から日没が沢山見えるが、あの明るさは尋常ではない。

テントの中では・・熊とか・・ピューマとか出るのではと・・少しおびえて眠る(笑)。
翌朝、鳥の鳴き声で目が覚め・・曇っている谷底はなかなか明るくならない。それでも起き上がってテントから出ると・・まだ7時前。お湯を沸かし・・アップルサイダーを飲んでミネストローネのスープの缶を開ける。

 山火事の後の氾濫で、綺麗に整備されていたTrailは後かけらも無く、こうやって・・何度も渓を渡りながら、流れるけいに沿って渓谷の底を歩いていく。
今回の歩きで唯一会ったのが、この国立公園レンジャー。腰に大口径の鉄砲、胸元に無線機、手には大きな斧。トーレールを少しでも歩きやすいようにしてる様子だ。やはり・・頼もしい。とっても人気のある職業です。
話によるとここから2マイルほど上(さっき歩いてきたばかり)で、2日前熊を見たという報告があったらしい(^^;;)。

以前はこんなところ気付きもしなかった。トーレールが無くなって、渓にそって歩いていると・・大きな自然のトンネルが。

お昼過ぎには公園(Bandelier National Monument)のVisitorセンターに到着。家に居る奥様に電話してPick Upしてもらい、昨日車を止めた駐車場まで送ってもらう。車だと10分あまりなのに・・(笑)。使った水二人で約3リッター。1リッターの水が残った。渓のそばを歩く時はフィルターもって行けば持ち歩く量をもっと下げられ軽くできる。

NM州はこのような渓のあるところは少ない。水は・・命なんだ!

Gila Wilderness

 2012年最初のキャンプは4月の復活祭の週末、南に500kmほど下って・・Gila(ひーらっ) National Forest 内にあるNatrional Monument,Wildernessを歩いてみる。

そういえばこの週末は復活祭。東の方角を見上げると・・木の枝越しに大きな満月。手持ちだとちょっと辛い。・・・パスオーバー 、に復活祭は春分の後の最初の満月を過ぎた日曜日。

 満月が明るいので、夜の散歩。いきなり居大型の鳥が気の上に住んでたようで・・大きな音で・・・・『ばさばさ』と・・驚いて、寿命が縮まった。
三脚にカメラをのせて、星空と一緒に・・Gilaの壁を、公園の入り口でとる。

 翌朝、公園内を散歩。これだけ・・人里なれたところにあって・・あっというまにおわってしまう。もう・・ここはこないなぁ・・(笑)。でも、Wildernessの方は・・温泉もあって・・これから早い時期のBack Packingには良さそう。
 お昼を食べて木陰につるしたハンモックで一休み。靴を脱いだら・・もっと楽なれるのに~。
Visitor CenterからGila Wildernesssのトレールを歩くこと・・30分あまり。途中2度ほど冷たい流を横切ると・・この温泉にたどり着く。湯船が浅すぎて・・湯船に浸れない。温泉源からはさわれないほど熱い湯が湧き出てる。
ここで、これから3ヶ月間Wildernessをさまようと言う男性と犬にあう。凄い荷物を持っている。食べ物も自給。魚にウサギ・・。凄い! ちなみにこのGila Wildernessは全米で最初に登録指定された”Wilderness Area”だそうです。日本語にはなんと訳するんだろう?


Wilderness is an area of undeveloped federal land that appears “to have been affected primarily by the forces of nature・・・・・”


Gila Wilderness: http://www.wilderness.net/index.cfm?fuse=NWPS&sec=wildView&WID=205