2010年10月28日木曜日

Ansel AdamsのNew Mexico

先日Amazonで買ったアンセル・アダムスの写真集『Ansel Adams 400 photographs』が、今日配達されてきた。1916年、彼が14歳のときに撮ったヨセミテの一葉から始まる代表的な作品のアルバムだ。私にとっては・・アメリカ西部の光景のバイブル的な存在。改めて・・・作品の一葉一葉に感動するばかりです。
アメリカ西部の自然に興味のある方(特に国立公園・・・グランド・サークル・・)あらためて、一押しで薦める写真家かつ写真集です。 

ここに上げた2つの教会、4葉は、彼のNew Mexicoの写真に登場するものです。アングルも季節も違いますが・・・やはりどうしても、住んでる者にとっては気になる被写体です。 サンタ・フェの町から小一時間、チマヨという町にある教会・・Sanctuario de Chimayo。こじんまりとしている小さな教会ですが・・地元では・・どんな病気でも治してしまう魔法の土で有名です。

水平が取れていなくて見づらいですが・・。質素なトタン屋根のたたずまい。私みたいな観光客も多いですが・・熱心な教徒が訪れます。
次の2葉は、さらに北に行ったTaosという町の入り口の道沿いにある教会, San Francisco de Asis。アメリカで一番写真に撮られてるという噂も聞く教会です。
アダムスが、撮ったのは・・正面からの一葉ではなく、教会の背面から(道沿い)から撮ったものです。
一番写真に撮られているという噂も・・アダムスの作品がその要因になっているのはたやすく想像できます。彼の写真では・・もっと、左よりの角度から・・で~んと、腰をすえた存在感のある教会の様子がとらえれれています。彼のTaosの写真のほとんどが・・・いまは世界遺産となったTaos Indian Pueblo内の写真の中ですが・・この一葉だけが・・プエブロの外の教会を撮ったもので興味が惹かれます。
ちなみに、その教会の正面はこのようになっていて・・おおきな New Mexicoの空の強烈な陽の光りとその陰・・・広大な空に浮かぶ雲・・を背景にすると、存在感は充分にあります。 
ぜひ、図書館でも彼の写真集見つけてページをめくってみてください。ここの写真は、以前に撮ったものをアルバムにしたものから選びLinkしたものです。




2010年10月23日土曜日

秋の夕暮れ・・

この夏過ぎから、綺麗な夕陽が見れないなぁ~と思って・・いたのは思い違いみたいで・・ただ、その短い『瞬間』に、私が閑居して何もせず、外に出て西の空を見ていなかっただけのようです。

もう少し頻繁に夕刻のひと時、外に出て・・ゆったりと自然の流を見たいとつくづく思うのであります。

残念なのは・・旧暦9月13日の栗名月が雨で見れなかったことです。今夕10月22日は・・多分満月になります。午後3時過ぎから西に向かって4時間あまり運転してFarmingtonという町まで行きます。

満月の出は逆方向で見られないかもしれませんが・・西部の広大な大地の奥の地平線に沈んでいく夕日を眩しく見ながらひたすら西へ運転します。

2010年10月16日土曜日

Hiking to Cerro Pedernal

秋休みで帰宅中のSayaを誘って、ずっと気になっていたCerro Pedernal(標高9,862 feet, 約3,006m)へ・・・登る計画を。とはいっても・・朝起きて・・相変わらず天気も良いので・・何処かへ行かなければというあせりに駆られて・・・・(笑)。かなり高いところから西の方角を眺める。すぐ下の平坦部を歩き・・右側に出て、右の方向から斜面を登ってきました。

登ってきた北の遠景をのぞむ。右端にかすかにアビキュウー湖の一部が写っています。
アビキュー湖を過ぎ、ハイウェイを西に向かってさらに15分ほど走り・・、サンタ・フェ国有林の林道#100(未舗装)をさらに20分ほど行くと、左に何の標識もない4WDロードが始まる。
最初は狭いだけで問題ないが・・しだいに・・道は上下にくねり始め・・大きな岩が出はじめ、車の底を打たないように注意しながら慎重に運転する。
20分近く行くと・・これ以上は装備なしでは進めそうにない場所に着く。狭い道で車の方向を変え・・100mほど手前にあった広い場所に車を止める。・・そこから歩き始めて30-40分、写真のような開いたメドーにつく。低木の樫が綺麗に色付き、その上にCerro Pedernalの頂上が・・。




急なガラ場を休みながら登ること・・1時間あまり。20-30mはあると思われる・・垂直な壁に。・・眼下はアビキュー湖まで見渡せる。これ以上、上には装備がないと登れない。何処かに登れる場所があるはずと・・壁に沿ってしばらく歩き回るが・・・ぜんぜんそれらしきものは見つからない。

残念ながら・・これ以上の登攀は諦める。
帰宅して、調べてみると・・頂上まで登攀できる唯一の場所の30m近くまに居た事が判明。とても残念でした。その場は3-5メートルの垂直に近い岩の割れ目らしく、手足をかけて登ることが出来るそうです。近日中に再挑戦です!
2009年4月撮影の一葉。ジョージア・オ・キーフが住んでいたゴーストランチから、アビキュー湖越しにCerro Pedernalを望む。彼女の絵に時々出てくるのが、右端の頂上が平らな山がCerro Pedernalで・・その得意な形様から、かなり遠くからでも見つけられる。