さすがに11エレメントというだけあって、部品の数が大きなバケツ3つでも間に合わない。ねじの数も・・・エレメント1本につき10個。
まずは2インチ径のブームを4本つないで、7.2m。中の2本が中チューブもあり随分と重たくなる。ブームとマスク取り付け金具含めて14~5㎏はありそうです。
それからエレメント1本づつ長さを調整してエレメントスライド部に導通グリースを塗布。その後ホース・クランプで締め付けてエレメントを組み立て。今のところ3分の1くらい完成。今日、土曜日はもう少し暖かくなってからエレメントの組み立てを終え、給電用のフェーズラインのブームへの組み込みまでできればという予定。
<これまでの問題点>
1)最細・最長エレメントの1本が少しだけ先端が曲がっていた。軽く曲げなおして問題ないくらいに戻す。
2)トラップの1本の端のプラスチックカバーがひび割れ。TH7DXメインテナンス時に購入していた部品と交換。
3)トラップのラベルの位置がまちまち。マニュアルによるとラベルを片方にするように書いてあるが、それでは・・方向性があるため、設計どうりの動作は望めない。静電容量を持たせるアルミ製のトラップカバーは片方だけがエレメントに接続され、もう片方は絶縁状態。
4)トラップの1本に水はけ穴がない!!!どうしようかと思案中。あまり雨が降らないところだし、空いている隙間から湿気は抜けてくれるだっろうから・・そのままにしておくと思います。
5)エレメント・スライド接続部は大きいチューブに切れ込みがあり、その部分をホースクランプで圧着するのだが、切れ込み部の幅が狭すぎて圧着しても中のパイプがゆるゆる。金切り鋸でもう1本切れこみを入れ対処。
6)位相給電のためのラインチューブの接続部のねじ穴が合わないため、ドリルでねじが抜けるように加工。
30年前のTH7DXはオリジナルのHygain/Telerex社製で、こういう品質管理上の問題は一つもなかったように覚えている。残念ながら心配していた通りMFJでは以前と同様なことは望めないようだ。とはいえ・・今のところ対処できる範囲なので組み立て続行します。