2009年2月28日土曜日

晩冬の夜空

晩冬の夜空を飾る月齢2.2の月。すぐそばで、この時期全天で月の次に明るく輝くヴィーナス(金星)。金星もかけている様子がわずかながら分かります。


日没後すぐに天頂に現れるOrion。この星座は沢山星が出ていてもすぐに見つけられる代表的な冬の星座ですね。
小学生のときに習った・・ひしゃくの形の北斗七星、Wの形をしたカシオペア座とともに大きな星座です。
50mm絞りf/1.8の標準レンズで10秒間露出、ISO1600で撮影。オリオンのベルトの3星の下にぼうっとネビュラも写っています。

2009年2月23日月曜日

Tent Rock National Monument

以前から気になっていた、Tent Rock National Monumentへ行って来ました。ABQとSanata Feの途中Inter State I25をおり、20分あまり走ったコチイチインディアン・プエブロの中にあります。
入り口のゲートで登録を済ませ、5分くら未舗装の砂利道を走ると小奇麗なピクニック・エリアに到着。屋根つきのピクニックテーブルが沢山あり、そこに車を止め、トレールへ入ります。

Tent Rock自体もすばらしかったですが、途中ところどころに雪の残った狭いキャニョンの底を抜けて歩いていくのが快適で印象に残りました。夏はとても暑くなりそうです。

2009年2月17日火曜日

El Morro & El Malpais


この地は、代々長い間、先住民や旅人にとって水が湧き出るオアシスであったようです。それにもまして、El Morroの崖の岩肌には先住民のインディアン、コンキスタドールのスペイン人たち、そして19世紀の西部開拓時代の書き込みが多々見られ、アメリカの歴史を垣間見た気持ちになりました。保存のため1906年に国定史跡に指定されています。
これは1709年スペイン語で書かれたものです。

Canyon de Chelly -North Rim-


翌朝2月15日は、曇りだったので日の出前の撮影をあきらめ(笑)、ゆっくりと。
北リムのがけっぷちに立ち、下を見下ろすと・・昨日は感じなかった・・高さに・・恐怖感が沸いてきました。カメラのファインダーをのぞくと、すいこまれていきそうな・・そんな感覚に。
本当にすばらしい光景です。言葉にしてあらわすことが憚られます。ぜひぜひ、時間を作って足を伸ばしてください。惜しいことは、キャニョンの底には降りれないことです。

Canyon de Chelly -South Rim-


Sunsetの南・リム一番奥のSpider Rock(手前のほとんど陰になった2本)です。
キャニョンが次第に夕闇の中に包まれ、長い影を崖の垂直な壁に投げかけます。
この光景を見るために310マイル走ってきただけのことはありました。
今夜は、公園内にある古いThander Bird Lodgeに宿泊です。とっても寒くなりそうです。

2009年2月2日月曜日

Cabezon Peak


Cabezon Peak(Lower Left) with a Cresent Moon.
Rio Perco Valley に散在する、火山の噴出跡を散歩がてらに撮ってみました。
今回は、その中でもいちばん大きい、Cabezon Peakです。最寄の小さな町、San Ysidroを過ぎ、ハイウェイ44を北に向かって15マイルほど進み、わき道に入って東へ30分あまりで着きます。未舗装の道に入ると、他の車とは1台も出会いません。とても静かで、快適な時間が持てました。
陽が沈むと、暖かかった空気も一気に冷えこみ、あわてて家路に着きました。
美しい夕焼けの薄暮の後、次第に夜のとばりは低く降りはじめ、1月末の暗闇の荒野にかすかに見える人家の灯りの上の高い空へ、三日月とその下の金星がひときわ寒く光を放っていました。
もう少しあったかくなったら、ゆっくりと、キャンプしながら暗闇の星を見たいですものです。ご一緒しませんか?